光学設計、機構設計、製造はすべてドイツLEICAです。
2004年から生産されているレンズです。
日本では人気のないレンズですが、LEICAでは画期的なレンズとして評価しているもので、たしかに今までのレンズとは大きく異なります。
三つの移動レンズ群があり、5-10μｍの精度で動作します。それを実現するために、0.001μｍ、つまりｎｍオーダーの工作制度が求められる…とのことです。正に、ドイツ・メカトロニクスの精緻ですね。
私はLEICAに対して神話的な概念を持っていないので、このような新しい設計のレンズの方が好きです。OLYMPUS Zuiko Digitalと比べると、見劣りするレンズが多いからです。特に、古い設計の短焦点レンズは、構造的にフレアが発生し易く、イラついていました。でも、新しい設計のレンズは、そうした感覚がありません。とても優秀で使い易いという印象があります。
特にこのレンズは、フレアに強いなど、なかなかの特徴があります。確かに、手にしてみて、今まで見たどのレンズとも異なる設計であると思いました。レンズ内にフードに相当するものが作られているんですよね。
レンズは、8群11枚構成(2枚はASPHerical)、F2.8-4.5のスピード(明るさ)となっています。。
このレンズを使用するようになった理由は、マニュアルフォーカスでカメラを使用するようになったからです。で、マニュアルフォーカスが使い易いLEICAを使うようになりました。
率直なところ、オートフォーカスの方が明るい場所では精度が高いのですが、暗い場所ではマニュアルフォーカスの方が、外れが少ないと思います。詳しくは、 おいしいところだけ戴きます… フォーサーズとマニュアル撮影 フィルムカメラのシッポが残るDSLRの問題点 をご覧ください。

LEICA R ROMマウントです。

実売価格で、新品が35万円くらいですね。
私は新宿のトーホーカメラで新品を28万で購入しました…安くてよかった。このレンズで不要になるレンズ2本を中古屋で処分、136000円で売れたので、買値はさらに有利になったのでした。