LEICA M8.2
特徴

LEICAでLEICAらしいカメラ、それはR SYSTEMではなく、M SYSTEMです。
M SYSTEMで最も有名なのは、LEICA M3…これを超えるレンジファインダーカメラはないと言われています。と、人の話はともかく…(^^;…フィルムカメラには全く関心のない私のこと、デジタル専用であるM8が出るまで、M SYSTEMには興味もありませんでした。
M8を購入してから2年経過し、M8.2が発表され、ドイツLEICA AGはM8のUpgradeサービスの提供を発表、私は、液晶カバーのサファイアガラスへの変更、低騒音シャッターへの変更を申し込みました・・・で、待つこと3か月のはずだったのですが、2008年12月末に、LEICA Japanから連絡がありました。「かるばどすさん、申し訳ないのですが、ドイツで作業ミスがあったみたいで、かるばどすさんのM8にショックを与えてしまったようです。ドイツではM8.2に交換で対応したいと申しています。それでもよろしいでしょうか?」と連絡がありました。M8.2は、M8と異なり、ファインダーが3mの距離で設計されています。私は比較的近距離の撮影が多いので、M8.2仕様への変更から外していました。でも、傷だらけにして使用していたM8が新品に変わるという魅力もあり、OKしちゃったのでした。
ドイツから届いたM8.2は、新品の箱ごとで、ホルダーもボディの仕上げが変更になっているのでと、新品が届きました…トラブルの対応は、さすがLEICA、十分に配慮されています。

レンズマウント

LEICA Mマウント、Lマウントもアダプターを使用して使えます。また、Mマウント互換のマウントが他社にも多く、使い勝手の良いマウントです。

価格

LEICA M8.2はドイツLEICAのUpgradeサービスの作業ミスの結果届きました。私はUpgrade費用しか払っていません…20万弱程度です。
車の趣味がない私だから買いますけど、お勧めはしにくい製品です。

記載記録
2009/07/21

成り行きで、入手してしまいしまた…

M8のアップグレードサービスを頼んでいたら、ドイツLEICAで作業ミスがあったらしくて、交換として提供されたのが、私のM8.2です。

私の使用していたM8は、使い方が乱暴であったため…(^^;…傷だらけでした。
いったんは、ボディの修理と考えたのですが、修理費用が20万を超えるとのことでしたので、あきらめていました。しかし、成り行きで、新品のM8.2に交換してもらい、また、ぴかぴかになっちゃったのでした。

ぴかぴかのM8.2になりました
フォーカススタッキング写真です。

LEICA M8.2はLEICA M8の改良バージョンですので、各種の技術的な話題はM8と同じですので、そちらをご覧ください。
以降では、M8.2がM8と異なる点について説明します。

低騒音シャッター

LEICA MユーザーがLEICA M8について、初めに不満に思、ったのが、シャッター音だったそうです。
LEICA M8は1/8000secのシャッタースピードを実現している代わりに、mとしてはちょっとうるさいシャッターとなっていました。そこで、1/4000secに最高スピードが減じる代わりに、とても静かなシャッターになりました。

ま、1/8000secは、あまり使用しないので、こうした変更はいいかもしれませんね。

ちなみにFP発光は普通にサポートされています。

サファイアガラスの液晶カバー

液晶のカバーがサファイアガラスになっています…さすが高級品…(^^;

LEICAユーザーって、傷がついたり埃が入ったりを気にする人が多いので、こんな仕様になったでしょうか…

M8とかM8.2はデザイン的に凹凸がないので、液晶面が傷つきやすいのは、間違いない気がします。

ファインダーの仕様変更

M8は、最短撮影距離である75cmに合わせてファインダー枠が用意されていましたが、M8.2では3mに合わせてファインダー枠が用意されています。

そのためですが、ELMARIT 90mm F4.0 Macroで撮影すると、ちっともアングルが決まりません…(^^;
また、距離が近いと、撮影しにくくなっています。

LEICA Mは、ポートレート撮影では有力なカメラで、レンジファイダーというのは、被写体を選びますねー。一眼レフから慣れている私は、被写体を選ぶ傾向になるレンジファインダーは、いまいち、慣れ切りません。

Live Viewが欲しいよ〜…KodakのCCDじゃ、無理だけど…(^^;

SDHC対応

SDHCカードが使えますので、16Gとか大きいサイズのカードが使用できます。
これは助かります…(^^)

LEICA M8はSDカードのみに対応なので、2Gbyteが最大容量です。

新しいバッテリーチャージャー

高速なバッテリーチャージができる、新型バッテリチャージャーが用意されています。
新しいバッテリーチャージャーは、80%に達するチャージ時間は90分です。
LEICAは400枚の撮影が、80%充電で可能としています…経験的に、もっと撮れるかもしれません…。

その他の仕様は、M8もアップデートだけで使用できます

LEICA M8のファームのバージョンUPで、その他の仕様はM8.2と同じにできます。

困った機能

Mユーザーが行わない撮影方法として、HDRIのためのブラケット撮影があります。
Mにはブラケット撮影機能がないので、撮影時に手動で行うのですが、ISO最適化が入ってしまい、これが動作すると、もうHDRIのための撮影は不可能です…(^^;

まあ、瞬間を切り取る…とかいう気持ちだけだとしたら、困った子ちゃんです…(^^;

この問題は、M9ではブラケット撮影機能がサポートされたため、解決しました。

撮影サンプル

以下のサンプルをご覧ください。

撮影データ LEICA M8.2 + LEICA APO SUMMICRON-M F2.0 90mm ASPH
rawデータ撮影後CAPTURE ONE V4ホワイトバランスを適時選択して現像 2009/06/12撮影
撮影データ LEICA M8.2 + Voigtlander NOKTON F1.2 35mm Aspherical
rawデータ撮影後Phase One Capture One Version4ホワイトバランスを適時選択して現像してから処理 2009/06/13撮影
撮影データ LEICA M8.2 + LEICA ELMARIT-M F2.8 28mm ASPH
撮影データ LEICA M8.2 + LEICA SUMMICRON-M F2.0 50mm (IV)
撮影データ LEICA M8.2 + LEICA Macro-ELMAR-M 90mm F/4
rawデータ撮影後Phase One Capture One Version4ホワイトバランスを適時選択して現像してから処理 2009/06/17撮影
撮影データ LEICA M8.2 + LEICA ELMARIT-M F2.8 28mm ASPH
rawデータ撮影後Phase One Capture One Version4ホワイトバランスを適時選択して現像してから処理 2009/06/20撮影
撮影データ LEICA M8.2 + Voigtlander NOKTON 50mmF1.1 Aspherical
rawデータ撮影後Capture One Pro Version4.1ホワイトバランスを適時選択して現像してから処理 2009/07/24撮影
撮影データ LEICA M8.2 + LEICA SUMMICRON-M F2.0 50mm (IV)
rawデータ撮影後Capture One Pro Version4.1ホワイトバランスを適時選択して現像してから処理 2009/10/08撮影
撮影データ LEICA M8.2 + LEICA SUMMICRON-M F2.0 50mm (IV)
rawデータ撮影後Capture One Pro Version4.1ホワイトバランスを適時選択して現像してから処理 2009/10/10撮影
撮影データ LEICA M8.2 + LEICA SUMMICRON-M F2.0 50mm (IV)
rawデータ撮影後Capture One Pro Version4.1ホワイトバランスを適時選択して現像してから処理 2009/10/11撮影
撮影データ LEICA M8.2 + LEICA SUMMICRON-M F2.0 50mm (IV)
rawデータ撮影後Capture One Pro Version4.1ホワイトバランスを適時選択して現像してから処理 2009/10/17撮影

撮影写真へのリンク

以下は、LEICA M8.2を使用した撮影写真が収録されているページへのリンクです。使い始めのころは、カメラを試してばかりなので、ろくな写真がありません。ゴメンナサイ。

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