徒然酒(つれづれざけ)
2006/07/29
No.0861

1杯
グラスビール
5杯
グラススパークリングワイン
1本
エルディンガー
1本
SAMUEL ADAMS
07/29 ゲド戦記を見てから、花火見物でクルーザーに乗って、歌いました…(^^)

この日は、午後からはしっかりとお休みです…最近、負担が大きい仕事が多いので、お休みはしっかりととる事にしております…(^^)

午後は、2時過ぎから六本木バージンシネマでゲド戦記を見ました。

実は、いつも読んでいる「漫画ゴラク」の極楽シアターという映画評で、北川れい子氏が酷評しているので、楽しみにしておりました。この人、私と趣味がまるっきり反対みたいで、この人が褒めている映画を見るとつまらなくて我慢できず、酷評しているとハマるのでした。

で、見て驚いたのですが、北川れい子氏がネタばらしで書いた荒筋すら間違ってるので、この人、スジも何も理解できない人なんだと納得してしました…(^^;

こんな風に書いています。

「舞台となるのは多島世界・アースシー。ある日、人間界には姿を見せないはずの竜が二匹も現れ、共食いを始める。世界の均衡が崩れたらしい。
折りしも国王が息子であるアレン王子に刺されてしまう。アレンは自分の心に巣くう"闇"に付きまとわれていて、生きることにも無関心だった。
そんなアレンが、世界の均衡が崩れたために魔法が使えなくなった大賢人ハイタカ(ゲド)と出会い、一緒に災い探しの旅に出かける…

要するに「ゲド戦記」、世界の現実を目にしたアレンが、自分の心に巣くう闇と戦って生きようとするまでの、その過程が描かれるというもの。そのためにご大層な設定とキャラクターが用意されているってワケ」

いくらこの人でも、スジくらいは合っていると思っていたら、とてもびっくり、魔法が使えなくなったというハイタカはどんどん魔法を使うし、アレンは体を乗っ取った影そのもので、アレンの光が体を追っているし…。台詞をちゃんと聴けよ…曇った眼と耳には、曇った世界しかないのでした…。

だいたい、原作を読んだら、オールスター総出演というキャストだけど、この人は原作を知らないからご大層な設定とキャラクターと思い、自分勝手な結論を決めて、それから論評しているし…アレンは、死ぬ恐れにとらわれている影と、その光が真の名で合一する…原作では、設定が逆ですが、1巻でハイタカがそうしたストーリーなんですけど…それはちっとも、理解できなかったんですねー。

評論家って、なんでもいいから書いたら評論家でいられなら、楽な商売でいいですね…うらやましい。
この人、絵はいいとか書いているし…私には、これがジブリの絵なの…という感じがあり、そうは思えなかったですけど…。

作品としては、私には、充分に面白かったですけど、アニメ好きの私には、気になるところがけっこう…。ストーリーは3巻が中心と鈴木プロデューサーはネタ晴らしをしていますけど、全然違います。原作の1巻から4巻までのストーリーをちゃんぽんにしている感じで、ゲドの存在感は5巻の感じ…登場人物はオールスターで、話の途中で、「こんな終わり方だろう」とわかってしまうのでした。でも、私が思ったよりも、終わり方は壮大ではなくて、ちょっとがっかり。絵の設定は、風の谷のナウシカみたいですけど、城の舞台設定とストーリー展開は、長靴をはいた猫みたい…最後のシーンで「光よー」って台詞が出なくて、その点は安堵しました。

見ている人にとって、テルーについて、原作では4巻でしっかりと伏線を張っているので、唐突な展開でいいのですが、アニメでは伏線がゲドの言葉くらいで唐突過ぎるので、脚本がダメかなーとも思います。だいたい、原作ではテルーは人前では歌わないじゃなかったかな…(^^;

その上、クモを見ていると、最後の絵は銀河鉄道999のメーテルの母みたいな絵だし…設定とか台詞まわしまで…。原作でクモは不死を願っていましたっけ…。テーマと伝えたいことは、原作と違いますね。

しかも、世界の均衡が崩れている理由と、その解決とは何かが、見ていて伝わらないので、脚本の稚拙さは批判されてもいいかも…原作をよく読んでいる人たちには、類推してある程度はわかりますけど…それではアニメとしてはどうかなーと思います。帰りに、ちびっ子と母親がこんな話をしていました。

ちびっ子「良かったよー」
母親「どこが?」
ちびっ子「全体に」
母親「今までのジブリの中で最低よ」

子供は、ストーリーよりも全体で見ますから、納得しなくてもいいんでしょうけど、大人でしかも原作も読んだことないと、伏線が多すぎるようにしか思わないかも…。

原作の読みすぎの人たちが、原作を前提に書いた作品みたいで、最近良くある、ゲームをベースにしたアニメ程度の水準のような気がします…原作者もかわいそう…まあ、たしかアメリカ人だったように思うので、酷評はしないでしょうゲド…

日本で作られたアニメのムーミンは、原作者のトーベ・ヤンソンから、ムーミンではないし私は関係ないと断言されていますけど、そうした展開にならないといいですねー。

とか書きながら、かのブラームスも交響曲第一番は、敬愛するベートーヴェンの主題がちりばめられた曲でした…この監督さんも、そうした事なのかも…(^^??…次作を見てみないとわからないような気もします。

ところで、ゲド戦記で特筆すべきは、サウンドかもしれません。

音楽の収録がとてもセンスいいのでした…録音もDSD録音ですし、サウンドトラックもSACD/CDのハイブリッドです。お買い得なのでした…(^^)

ジブリは伝統的に音がいいのですが、これは特筆されますねー。
作曲については、なんでスコティシュなのか、いまいちピンと来ませんでしたけど…。それは、見ていてとても気になりました。アースシーは、ファンタジーの舞台なので…。

ゲド戦記…サウンドトラック
ゲド戦記 サウンドトラック
TOKUMA Japan TKGA-503

夕方は花火大会でした…(^^)

映画が終わってから、浦安市納涼花火大会に行くクルーズに参加しました。
出発は朝潮桟橋でした。

この日は、隅田川の納涼花火大会もあるのですが、こちらは屋形船だけしか参加できないですし、街中の川なので大玉の花火はありません…ただ、小さい花火が多いほうが写真的には綺麗なんですけど…。

浦安市の花火大会は、海の上で、船も海に展開できます。ですから、花火の煙も避けられていいのでした。

ただ、船が苦手だと、辛いのでした…(^^;Rちゃんの、ごめんなさい…(^^;

ところで、この花火大会は、船から見る際も、一人千円の協賛費を浦安市に支払っております…(^^)

朝潮桟橋から浦安までにて
お料理は、イタリアンとお寿司でした
飲み物はフリードリンクで、スパークリングワイン、ワイン、ビール、ソフトドリンクでした
ディズニーシーで、噴火していました
撮影データ Panasonic DMC L1 + LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-F3.5 ASPH
rawデータ撮影後SILKYPIX2.0.14.13でホワイトバランスを適時選択して現像

花火の時には、雨が降ってしまいました…(^^;

花火の写真を撮るのは初めてなのですが、撮影場所が揺れる船の上なので、三脚も使えないので、シャッター時間を短くしました…ですから、見ている通りの絵になりましたが、写真としてはどうかなー…(^^;

花火は変化が楽しいので、ビデオの方が良さそうですねー。

浦安納涼花火大会
撮影データ LEICA Digital-Module-R + LEICA R9 + LEICA VARIO-APO-ELMARIT-R 70-180mm F2.8
rawデータ撮影後RawShooter1.03ホワイトバランスを適時選択して現像

撮影していたら、メディアが一杯になりました…続きは、ポートレート用に使用したpANAsocin DMC L1で撮影したものです。

撮ってみて思いましたけど、あまり望遠ではない方がいいみたいですねー。

花火と、帰りの光景
撮影データ Panasonic DMC L1 + LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-F3.5 ASPH
rawデータ撮影後SILKYPIX2.0.14.13でホワイトバランスを適時選択して現像

帰りの光景です。

浦安納涼花火大会
撮影データ Panasonic DMC L1 + LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-F3.5 ASPH
rawデータ撮影後SILKYPIX.0.14.13でホワイトバランスを適時選択して現像

もうちょっと飲みに、ローレライへ行きました…(^^)

ローレライにて
撮影データ Panasonic DMC L1 + LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-F3.5 ASPH
rawデータ撮影後SILKYPIX2.0.14.13でホワイトバランスを適時選択して現像
撮影データ LEICA Digital-Module-R + LEICA R9 + LEICA VARIO-APO-ELMARIT-R 70-180mm F2.8
rawデータ撮影後RawShooter1.03ホワイトバランスを適時選択して現像

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