浜崎あゆみ 24thシングルです。はじめに生産されている限定100万枚について、11曲目にアコースティックバージョンが入っています。いい曲なんですけど・・・HDCDが仇を成していて、ピアノの音がおもちゃみたいになってます・・・さすがに困ってしまいました。
曲の組み立ては、浜崎あゆみ(CREA)とD.A.Iが行っています。浜崎あゆみらしさは、様々なアーティストを統べる点にあるので、本来の浜崎あゆみの姿に立ち戻ったといえるでしょう。よかった・・・実は、心配していたのです・・・すべてを自身で作るということの限界があったからです。
unite!でmixをはじめて担当したNoriuki INADaがdearestもミックスしています。なかなかいいミックスなのですが、肝心のアルバムがHDCDのため、音が不自然すぎます、ああ、こうしたあほらしさ、なんとかしてくれ〜。
ところで、このアルバムの6曲目、懐かしのHex Hectorのリミックスです。このアルバムでなくてユーロビートミックスに入っていればHDCDではなかったので、良かったろうになと思ってしまいました。
また、8曲目の Satoshi Ise と、9曲目のJohnny Vicious は浜崎あゆみのアルバムでは初登場のリミクサーです。
このアルバムを聴いたときの率直な感想は、「風になれ!」のこちらをご覧ください。
avex AVCD30050 \1,260
オリジナル発売日 2001年9月27日
作詞 浜崎あゆみ
作曲 CREA + D.A.I編曲 Naoto Suzuki
01Dearest"origialMix"
HDCDとは、High Definition Compatible Digitalの略称です。
詳しい説明はこちらをご覧ください。
20bitのデジタル信号を、16bitの既存CDフォーマットにエンコードするための技術です。信号のLSBを巧みに使い専用デコードLSIを使用して処理します。もしもHDCD専用デコードLSIを内蔵していないCDプレーヤであっても、あまり音を損なわないと規格を作成している側は主張しています。たしかに、アコーステック系であればある程度言えるのですが・・・。
素直な話し、私は浜崎あゆみのアルバムをHDCDにしているのは誤りだと思います。その理由は、以下のとおりです。
@ 再生時にHDCDプロセスを通さない場合の音が、電子楽器に合っていません。そして、多くのCDプレーヤは対応していない。HDCDの非プロセス音が比較的自然に聞こえるのは、アコーステック系音楽に限られてます。
A モバイルオーディオで使用するために、MDなどでATRAC2/3やMP3に変換した場合のHDCDの音は、より変になってまいます。壊れたCDみたいな音になり、音楽の良さを大きく減退させます。
頼むから、闇雲にHDCDにすんの、やめてくれ〜