OLYMPUS E-300
| |
特徴
| |
E-1に続いてOLYMPUSから登場したDSLRです。
また、E-1が採用しているCCD前にあるフィルターを超音波クリーニングする機能は継承されており、DSLRの弱点であるCCD汚染からは解放されています。 | |
レンズマウント
| |
レンズマウントはフォーサーズ仕様です。CCDサイズが4/3インチであることからそう呼ばれており、デジタルカメラ用によく考えられたマウントシステムです。 | |
価格
| |
レンズ付きで80000〜99800円くらいでした。 |
説明してくれているカメラマンさん
E-300のカタログはこのカメラマンさんが E-300で撮影したのだそうです。 |
実は、買う気は当初ありませんでした。その気持ちが変わったのは、2004/11/27に行われたE-300体感フェアです。何気なしに行ってみて、カメラマンの方の話を聴いて「ほー」と思い、手にとって「えっ」と思いました。手にしたタッチは高級感に溢れていましたし、反応は早く楽です。E-1で困る点に手が入っており、進化した形で登場してきたのです。
私は、その足でヨドバシカメラに行き、予約したのでした。人気が無いみたいで、予約は簡単でした。
手元に届いてから、約2週間使い続けておりました。いろいろな癖もわかってきて、トータルに考えてかなり気に入りました。
そして、コンパクトデジカメの使用を、限られたとき以外は終わりとすることを決めたのでした。
E-1と一番違って感じる点は、CCDやホワイトバランスの決定の仕方による、色味のイメージが違う点ではないでしょうか。Zuiko Digitalを使用しているとき、屋外ではともかく、屋内であると色が赤か青に転びやすい点を感じます。また、SIGMA 18-125mm F3.5-5.6 DCですと、室内ではもっと色が転びやすく、かなり使うのに難点を感じました。昼光色であれば、そうした問題は感じませんでした。
撮影データ OLYMPUS E-300 + ZUIKO Digital ED 150mm F2.0 アップの写真です
rawデータ撮影後OLYMPUS STUDIOでカメラ測定の ホワイトバランスで現像 2004/12/10撮影 |
この色の転び方は、単なる色温度の違いというよりも深いところに違いの原因があるかもしれません。色温度を指定して現像することでは、補正しきれないからです。そうした背景から、この色味の違いは、簡単に説明できないものも感じます。個人的には、色味はE-1の方が正確で、色味が深いと思います。
私はraw撮影しかしていないので実感がありませんが、E-300のJpeg生成などは、E-1のシャープネス+2〜3に相当するとのことです。
あと、CCDが800万画素になったのはいいのですが、ISO800以上でノイズが目立つためISO400くらいまでで使用することが多くなります。E-300とペアのレンズがF3.5〜5.6と暗い点もあり、暗い場所では相乗効果でシャッター時間が遅くなってしまいます。こうした背景があるため、私は、E-1用のF2.8〜3.5のタイプのレンズを使うことがほとんどです。
オートフォーカスは、仕様上はE-1と同等、開発者の見解ではE-1を超える点があるとのことですが、私の使用感覚では、暗い場所でE-1よりもフォーカスが合いにくいと感じています。特にzuiko DIGITAL 50mm F2は、収拾の付かない場合が多くなります。
困った点としては、OLYMPUS STUDIOのノイズリダクションを指定してraw現像できないことがあります。これはOLYMPUS STUDIO Version 1.2のバグで、次のupdateで修正されるとのことです。
あと、E-1に用意されていたモードダイアルをロックするボタンがありません。鞄の中で知らなあいだにモードが変わっていたり、手でうっかり回していることがあり、注意が必要です。
データのディスクへの書き出し速度は、E-1よりも速いと思います。
私の理解している問題点です。
なかなかいいカメラですよ・・・(^^)
デジカメ日記に、以下の関連コンテンツがあります。
以下は、E-300を使用した撮影写真が収録されているページへのリンクです。
2005
| |||||||||
2004
| |||||||||