浜崎あゆみ / 行定勲
長編ミュージックフィルム
月に沈む
DVD


DVD情報
片面1層 MPEG-2 COLOR
アスペクト比16:9
NTSC エリアコード2
リニアPCM STEREO
DOLBY DIGITAL 2ch / 5.1ch
本編映像時間40分
特典映像時間23分

収録だけでも富士山麓で5日間の収録を行い(大体は日本映画の収録期間は大型映画でも長くて1ヶ月くらいです)、制作費も1億円が投じられた、長編ミュージックフィルムです。という、表向きの話題よりも、新進気鋭の行定勲監督が手がけたことがいいですね。行定監督にとっても、浜崎あゆみにとっても冒険でもありました。で、その甲斐はありました・・・。
制作側は、かなり思い切って、のびのびと作っています。登場する人物も、思い切ってますね・・・。制作側の強い思い入れがわかります。率直なところ、この制作費でよくこれだけ作れたものだと感心してしまいました。特撮もそこそこです。音も、日本映画としては、十分に凝っています。リニアPCMの2chで再生していても、十分にサラウンドでした。特に、かがり(浜崎あゆみ)が「離れろ!」と声を出したシーンには驚きました。効果的な音の使い方でした。このシーンは、記憶を辿ると、ベストキッドのクライマックスでミヤギがパンと手を叩いたシーン以来、これほど効果的に音を使っている作品は見なかった気がします。このシーンのため、意図的にそれまでの音の使い方を抑えているんですよね。ただ、こうした音の使い方の凄さは、再生システムによってはちっともわからないので、再生側に質を求める点があります。

あまり知られていませんが再生時の位相特性を管理してあると、2chのままでサラウンドで聞こえます。スピーカーがたくさんいるのは、再生時の特性管理が出来ない程度の機器の場合なんですね。でも、たくさんスピーカーを使えばなんとかなるので、どちらがいいかはお好み次第です。ま、作品がちゃんと音を作っていないとどうしようもないのですが・・・。

また、浜崎あゆみのDVDで初のトールケース仕様です。制作側が、音楽映画としてとらえているからでしょう。惜しむらくは、音楽映画として、やはりDTS5.1chで作ってほしかったことでしょうか・・・でも、そうしたらvoyageも新たに録らないといけないし・・・やっぱ制作費足りないか・・・(^^;・・・。

Dolby Digial 5.1chは、ちょっと音楽を入れるフォーマットとしては・・・(^^;
あと、ラッキー池田の呪術的ダンスシーンの振り付けは、いただけないかな・・・

しかし、この内容でこの価格・・・凄いですね・・・。
ところで、浜崎あゆみのすべてのアルバムの中で、この作品だけタイトルが「日本語」となっています。


avex AVBD-91117 \1,905
オリジナル発売日 2002年11月13日


01 長編ミュージックフィルム「月に沈む」
02 pvクリップ「voyage
03 「making 月に沈む」



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