(旧)先輩のリスニングルーム

この資料にはこちらに新版があります。

先輩は、私の親友で四半世紀を超えるお付き合いをさせてもらっています。
先輩は某社の某研究所(正確には某々研究所)で研究主任です。
先輩の某社入社時には逸話があります。慶応大学を卒業する際に、専攻が応用数学科だったので、本来ならば私の仕事の世界(コンピュータ)にいらっしゃっるはずだったのですが、気まぐれで某社に資料請求のはがきを送ったところ、某社の人事部に慶応出身の人がいて、先輩を覚えており強く推薦したのです。なにしろ慶応大学でテクトロのグラフィクス端末をメインフレームに接続する際に、シリアルインタフェースがないから接続できないとわかると、ちょこっと作って接続してしまったとかやっていた人だったからです。そこに居合わせれば覚えていないほうが珍しいくらいです。その後に、某社の入社試験では先輩とデザイン専攻だった人のふたりだけ、入社試験で受験できる科目がなかったそうです。で、試験官に「あの、受験できる科目がないんですが・・・」と質問したところ「ああ、あなたちですね、受験科目はなんでもいいので、試験は適当に答えておいてください」といわれたそうです・・・(^^;。そして、入社後1年間の研修期間を終えて配属されたのが、某社の某研究所、同期200人の技術者中先輩だけが配属されました。このころ先輩と話した、同期の人たちの話題をまだ覚えています。

「電子工学を専攻していても、半田ごてももったことがないらしいんだよね。設計も理論でしか知らないし・・・オレ、驚いちゃったよ」
「え、本当ですか?ちょっと練習したぐらいではちゃんとはんだ付けもできませんよね」
「うん、しようがないから、いつもみんなに教えてた・・・」
「・・・(私は某社が実力主義で人を配置していることに感心しました・・・このときから某社はあなどれない会社だと思っています・・・)」

某社某研究所が、さらに某々研究所を設立して、その関係でご実家を離れてひとり暮らしをしてより5年、賃貸マンションと悪戦苦闘を経て、今のシステムがあります。ご実家のすごい造りのお宅とは違い、賃貸マンションは2LDk、オーディオルームは6畳、壁紙はビニール、床は低品位フローリング、電源回路に手を入れることどころか、壁に穴をあけることもできません。でも、そういった環境のときのほうが、システムを鳴らす人の感性とノウハウが試されるのですね・・・。

システム紹介
なるほどと思う鳴らし方

文中で敬語調が多いのは、高校時代の先輩だったので、ず〜と先輩と呼んでいるためです・・・(^^) こちらにも関係している話題がありますのでごらんください。

2001/11/20



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