ビジュアル系のご紹介は、前回と同じです。プロジェクターにdLPではなく液晶を選んだ背景は、家庭用dlpが原理的に気に入らなかったからだそうです。家庭用dlpはtiのdlpチップが高価なために、1チップで3原色を実現するために、カラースリットの回転体を利用して人の目の錯覚によりカラーを実現してるそうです。液晶が3原色に対応してそのまま表示しているのとは対照的です。ちなみに劇場用dlpはdlpチップが3つ使用され、そうした姑息な手段はとられていないそうです。研究者というのは、観点がやっぱ、違いますね・・・。
オーディオ用メインシステム@
メインシステムはLinnです。
プリアンプはLinn Kairn、パワーアンプは、Klimax Twinが2台のバイアンプ駆動、 CDプレーヤ/トランスポートはLinn Karik III、DAコンバーターはGOLDMUND、フォノイコライザはLinn Linto、アナログプレーヤはROKSANです。
「あれ、このアナログプレーヤ、以前なかったですよね」
「なかったと思うよ、出物が安かったんで買ったんだ。マイクロを手放したあと、無性にアナログが聞きたいときがあってねー」
「どうです、このプレーヤ」
「議論できる水準じゃないね。でもさ、音なんかどうでもいいんだ、アナログが聞きたいだけでねー」
なんと、ケーブルはKharmaDAコンバータ - プリアンプ間は、なんとKharmaでした。
いろいろ聴いてみて、このケーブルでないと納得できなかったそうです。ちなみに、プリ、パワーアンプ間はLinnのシルバーケーブルです。オーディオ用メインシステムB
スピーカーはsignature Series AE2、ハイスピードの低音を狭い部屋で得るための選択です。Klimax Twinが2台のバイアンプ駆動、片チャンネルに1台ずつ配置され、ステレオアンプで高音側と低音側を別々にドライブしています。1台でのドライブではムリだったそうです。
signature Series AE2は、壁からの距離が取られています。
これは、リスニングポイントにおいて壁からの一次反射音を避けるために必須なことです。このためスピーカー間の距離は短くなります。そのような場合は、ステレオイメージを正しく得るために、リスニングポイントは前方に移動します。小型高性能スピーカーを使用していれば、十分なステレオイメージが得られます。
なお、映画を見る際に80インチスクリーンを下ろすと、AE2はスクリーンの背面になります。このための音質劣化は、映画については看過しており、ステレオでの再生音を優先しているそうです。映画の音質劣化については、某社が発売予定の、リスニングポイントにおける特性自動補正型avアンプ(すべてデジタル処理で行うそうです)を使用して、適当な解決を行う予定だそうです。
Klimax TwinはKARINと組み合わせた場合はリモートで電源が入ります。事前に電源を投入してウォームアップするときは、音楽信号を通していないといけないので、ちょっと面倒とのことでした。
スピーカーとリスニングポイントの距離が近いので、大音量で聞いていても、大出力は不要なので、温度対策はそれほど要らないため、ケース内に配置されています。ビジュアル系システム@
ビジュアル系は、avアンプとDVD、LD、ビデオ数台から構成されています。
DVDは毎年大きな技術革新があるので、最新型のLSIを搭載したタイプがよいそうです。ビジュアル系システムA
SONYの液晶プロジェクタ。
手前の座椅子で楽しんでらっしゃいます。
この辺については、なるほどと思う鳴らし方、をご覧ください。ちょっと絵を出してもらいました
80インチスクリーンです。
6畳間で使用すると、視界が全部スクリーンです・・・(^^)
今の最新型はノンインターレス表示があたりまえですし、画面をスキャンもしないので見るための距離については配慮は不要です。最新型の液晶プロジェクターの場合、マット系スクリーンを使用すると近い距離でもドットは判別できないので、支障がありませんでした。唯一の問題点は、昼間には見れないという点でしょうか・・・(^^;
遮光カーテンは音質的に問題が多いので、オーディオに凝っている方にはあまりお勧めできません・・・(^^;
AE2はスクリーンの背面になります。
私は上を見る姿勢が苦手なのですが、先輩は平気だそうで、ちょっと上を見る映画館姿勢で楽しむようになっています。
2002/5/29