いい音と正しい音は違う
オーディオ機器の使い方を解説した本を書きました。オーディオ業界に縁のない私と出版社が、立場を生かして作り上げました。みなさんのオーディオ機器の能力を引き出して、音楽や映像を楽しんでくださいませ!!・・・宣伝でした・・・(^^)

感性で音を選べるまでは理屈も大切


音の変化はずいぶん簡単に体験できます。たとえば、機械の下に何かを敷いてみると、音が変わります。それどころか、コンセントに機械を挿す順序を変えるだけで、音まで変わってしまいます。
こうした中でいろいろと行っていくと、何が良くて何がいけないのか判断に困ってしまのがほとんどの場合です。
こうした時に、どの音が良いのかは感性が決めます。こうした時に、判断する基準が、自分の中にできているかいないかが、とても重要になります。こうした感性は、すぐに身に付くものでもないですし、天賦のものがあるわけでもありません。多くの場合は、経験により身に付きます。
ですから、経験され、感性が身に付くまでは、理屈で補う必要があります。
ここで、一番大切な考え方が出てきます。
それは感性が示す「いい音」と、理屈が示す「正しい音」は異なるものであるという事です。
感性が示す「いい音」は、安定していません。
あなたがいらいらしているときや、忙しいときは「やさしい音」を心地よいと感じるでしょう。また、日常がちょっと退屈に感じているとは、刺激的な音を気持ちよいと感じるでしょう。
これに対して「正しい音」は、安定しています。
ここち良いかどうかは別にして、常に一定の鳴り方をします。
ただ、何が正しくてなにが間違っているかは、考え方を理解しないと判断できません。
オーディオに関する限り、世の中には信じられないへ理屈をまことしやかに説明しているものも多く、判断に困るというのが現実です。
いい音は必ず正しい音 でも 正しい音が必ずいい音ではない

実は、本当に「正しい音」は、本当に「いい音」の絶対条件です。
ですから、理屈で判断付かない「正さ」は、感性が判断できます。
つまるところ、オーディオの世界は感性が理屈よりも優先しているのです。ですから、技術と感性の境界をさまよう趣味が「オーディオ」なのかもしれません。
これからご説明する「ステレオの鳴らし方」の多くは、まず「正しい音」を出すための方法から入ります。それだけで、ずいぶんと違ってきますよ(^^)v



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