浜田麻里 旅立ち

1998/10 アルバム(No.17) 「CATS AND DOGS
1998/10 アルバム(No.18) 「Philosophia
2000/2 アルバム(No.19) 「Blanche
2000/6 アルバム(No.20) 「greatest hits



浜田麻里の海外での活動は、あまり成果が無かっただけではなく、日本における彼女の認知度を大きく低下させたようです。中古cdショップなどにいくと、売れないアーティストのアルバムはどんどん安くなっていきます。浜田麻里のアルバムはそうした状況にありましたが、最近は下げ止まりましたし、お店によっては値段が上がり始めています。よかった・・・。
この中で、レコード会社の移籍問題もあり、新アルバムの発売が遅れてしまいました。それが 「Philosophia」でした。また、移籍先のテイチクもポリドール/ユニバーサルへ併合され、「Blanche」までも1年4ヶ月も経ってしまいました。そして4ヵ月後には、ベストアルバム「greatest hits 」がビクターから出ました。
ここでご紹介している「CATS AND DOGS」は、彼女が今迄所属していたMCAビクターのものです。この浜田麻里ライブラリの他のタイトル名と比較すると、あまりにも唐突でへんなアルバム名です。サブタイトルにいたっては、「the VERY BEST OF MARI HAMADA」とあります。ベストアルバムというならまだしも、ベリーベストなんて、普通ちょっと言う言葉ではありませんね。正確な分析をしていませんが、聴いた限りでも再デジタイズ(デジタイズとはアナログ録音をデジタルに変換する事ですが、これで大分音が違います。ちなみに浜田麻里のアルバムはデジタイズが上手く出来ていないものが多く、すぐに分かります)されているとは感じられません。そうした観点では、非常に消極的なアルバムです。ただし、別な意味があるのかもしれません。アルバムの最後には「this Album is Tribute to GREG EDWARD」と書かれており、亡くなったGREG EDWARDへの追悼の意味の込められたアルバムの可能性があるからです。
Philosophia」は、テイチクから出たアルバムです。私のこのアルバムについての評価は、ちょっと保留したいと思います。音楽はなるほどと思うのですが、録音などをトータルに考えたアルバムとしての完成度がかなり低く感じます。「Inclination」のcompAny,Cry for the Moon,Tomorrowにあった、恐ろしい完成度のものと比較する事が出来ません。このときの録音は浜田麻里の声の本質を捉え、音楽の形と分かつ事が出来ない総合体となっていました。でも、「Philosophia」では、声が貧相に捉えられており、アルバムとしてはどうなのでしょうか・・・。「CATS AND DOGS」よりはいいと思いますが・・・。でも、音楽は、そうだよなあ、と深く感じ入るものです。
こうしたところから、分類を旅立ちと新たにいたしました。
で、背景色についても、ここから白に変更しました。
Blanche」は、浜田麻里がユニバーサルとの契約完了1ヶ月前に発売されたものです。実は、このアルバムの内容にちょっとショックを受けていたので、浜田麻里ライブラリのアップデートが遅れていました。私が浜田麻里とユニバーサルの契約完了を知ったのは21世紀でした。今になって思えば、そうした予告的な意味もあったのかもしれません。でも、新しい浜田麻里の到来を感じさせるものです・・・・。
greatest hits 」は、ビクターから発売されたベストアルバムです。


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