嫌いな町ではありませんが・・・ちょっと辛口のコメントです。
香港はちょっと前までイギリス領でした。
イギリスは非道のアヘン戦争で中国(という国家ではなかったのですけどね、清国ですね)から香港の支配権を100年間得たのでした。
日本人の多くが忘れていますが、東南アジアは第二次世界大戦以前は独立した国家は少なく、多くが欧米の植民地でした。香港は、清国の力の無さから失われた領域のひとつだったのです。
イギリスの植民地支配は400年の積み重ねから狡猾を極めています。香港も返還される直前まで、民主主義を知らない (^^; 地域でしたが、経済的にはイギリス最後の植民地らしく、成功し、アジアの経済センターとなりました。
町の中核をなしている経済センター部分は、まったくヨーロッパです。ビルのデザインどころか、使用しているエレベータ、エスカレータはドイツ製です。町にはイギリス式の2階建てバスが走ります。
左の写真は香港のケーブルカーのものですが、いかがでか?この写真がヨーロッパで撮影したと書いても、不思議に思わない人のほうが多いのではないでしょうか?
見た目はヨーロッパ式ですし、香港市民にはイギリスの市民権があった時代にはそれなりのプライドがあったそうです。ただ、イギリスは植民地らしく、イギリス市民としての教育は香港では行いませんでした。ですから、イギリスでは考えられない著作権侵害の横行、お金がすべてという世界観など、被支配者層としての文化が根付いています。支配しやすいようになっているわけです。それでもアフリカのように社会が破綻しなかったのは、生産拠点として利用できない地理的な優位さがなした技ではないでしょうか。アフリカが破綻した社会になった本当の原因は、すべて欧米の支配方法に原因があったと述べても過言ではないことから考えると、幸せな町であったといえると思います。現在の香港は、一国二制度とは言いますが、結局は中国だなあと思います。空港の書店では、販売する本の選択は写真のように、中具区政府が売りたい本を並べています。チベット侵略をしている国としては、ダライラマの本を売ることで侵略のイメージを消したいのでしょうし、中国政府の後押し本であるRAPE of NANKINGを並べて売っています。販売店では、ベストセラーに分類しています。
日本政府も巨額の出資をした香港空港は、中国政府が狡猾にも株式を日本政府にはなにも連絡しないで公開することで、巨額の利益を得ました。そうしたお金の多くが、増強を重ねている中国政府の軍事費になっているのですから、お話ではありません。
侵略を繰り返し領土の拡張に固執するのは帝国主義の特徴ですから、中国も共産主義国家というよりも、共産帝国主義国家といったほうが正確な表現かもしれませんね。
香港の文化は、中国本土のものが多く押し寄せてきており、昔のよさが失われている部分も多々あります。たとえば、利権が絡んだであろう香港空港の飲食店は、あきらかに中国本土式の粗悪なレストランしか入っていません。ここでの食事はされないことをお勧めします。かつての香港は、ちょっとしたお店であっても粗悪な食事は出てこない場所でした。
詳細については、以下の記事をご覧ください。
2000/02/20 中国 香港へ発つ
2000/02/22 帰国
2000/03/09 中国 香港に発つ
2000/03/11 帰国
香港は昔から著作権については意識の無い町です。
中国政府は表向き取り締まっていますが、形式的なもので、ちょっと町に入れば、大量に複製品を売っています。それどころか、ちゃんとした空港の売店ですら、異様に安く音楽CDやビデオソフトを売っているのです。
世界の著作権治外法権地域を特集する予定ですが、まだ書いていません・・・ゴメンナサイ。