浜崎あゆみ
Memorial address


脚注1
DVD情報
片面1層 MPEG-2 COLOR
アスペクト比4:3
NTSC エリアコード2
リニアPCM STEREO
映像時間40分

2003年の総決算とも言うべきアルバムです。
浜崎あゆみからの「クリスマス・プレゼント」というだけの内容ですね・・・音楽も、音の作りも、このアルバムが、cd+DVDという構成であることも・・・。
今の浜崎あゆみの表現する音楽は、とても素晴らしいですね。
また、音楽の構成だけではなく、音作りも水準を大きく超えつつあります。
アルバムの世界を離れていた印象のある昨年、今年も、アルバムの世界は後半の半年で一気にやってくれている感じがあります。でも、それは駆け抜けるというよりも、緻密に積み上げている印象があり、とても好感が持てます。こうした有様を見ると、数年後の彼女が届ける音楽が、今から楽しみです。
これで、リミックス群が以前のようにどんどん出てくれると、私個人としてはうれしいのですが、それはドイツdrizzyに期待するといいのでしょうか・・・(^^?
史上初と謳(うた)われた、全曲のビデオ・クリップが同梱が行われました。
この考え方は、とても正しいものだと思います。
ところで、memorial Addressはミニ・アルバムであり、フル・アルバムには分類されていませんので、6thアルバムではありません。
日本レコード協会の統計によると音楽CDの2003年1月〜10月の製造量は253,575,000枚、金額309,256百万、DVDは81,790,000枚、金額106,997百万となっています。この数値は、CDは昨年に対して88%ですが、DVDは160%、音楽DVDに限ると174%の成長を遂げています。つまり、私たち消費者は、映像ソフトとしての提供を求めつつあることを示しています。
このわかりきった事実への、音楽業界の答えは、浜崎あゆみのこのアルバムの在り方以外にはありません。もともと、業界にとっては宣伝材料であったビデオ・クリップは、浜崎あゆみの場合は、販売も可能であるため、低価格で提供されていました。それは彼女だから可能なわけですが、一般的には、制作費は、宣伝費用として処理されているはずです。ですから、率直なところ、経済的な背景からすると、アルバムに同梱しないほうが不思議でもあります脚注2
浜崎あゆみのミュージック・クリップは、彼女の感性が溢れているため、とても楽しめます。実は、ここ数年、発売が遅れ気味であったので、デジタル・ハイビジョン・放送などで見ていたのでした。そうした映像は著作権管理技術の出来が悪すぎて、うっとうしくて、何回も見るように手元に残しにくいので、困っていました。媒体の販売を待つ側の気持ちになってほしいという感じですね・・・(^^;

ミュージック・クリップの印象ですが、forgivenessが曲と映像が凄い・・・。今年の浜崎あゆみの曲の中で一番のお気に入りですね。また曲によっては、伝え聞く彼女の大変さも感じたり・・・(^^;・・・浜崎あゆみの苦労を、見ていてちょっと連想しました。そうした源は、浜崎あゆみを支持している人たちのいる場所ではないのだから、気にしないで頑張ってね・・・(^^)v

このアルバムはHDCDですが、今の浜崎あゆみの音楽傾向はHDCD化してもおかしくない傾向のもので、HDCDとしても十分な品質です。また、このタイプの音楽であればHDCDデコーダを使用しなくても、違和感なく楽しめると思います。また、バージョンが上がったcds-200は、音質的にかなり向上しました。まあ、この質なら、眉をしかめる必要はもうないですね。率直なところ、DVDのような媒体では、機械の出来が悪すぎて、音質的に気になるので、まともな水準の機器が作られるまでは、当分CDの添付は、お願いしたいところです・・・あ、添付はDVDでしたね・・・(^^;


Mastering Engineer

Shigeo "MT" Miyamoto (FLAIR MASTERING WORKS)


CD+DVD
CD
avex AVCD-17410/B \3,465
avex AVCD-17411 \2,100
オリジナル発売日 2003年12月17日

すべての作詞は浜崎あゆみです。

CD
DVD

01 ANGEL'S SONG

作曲 Tetsuya Yukumi編曲 H.A.L

Director 須永秀明

02 Greatful Days

作曲 BookNCEBACK編曲 HAL

Director 須永秀明

03 Because of You

作曲 BookNCEBACK 編曲 H.A.L

Director 丹下紘希

04 ourselves

作曲 BookNCEBACK編曲 CMJK

director 丹下紘希

05 HANABI 〜epISOde II〜

作曲 CREA + D.A.I編曲 tasuku

Director 丹修一

06 no way to say

作曲 CREAD.A.I編曲 CMJK

Director 上村右近

07 forgiveness

作曲 CREAD.A.I編曲 CMJK

08 Bonus or Special Digest

bonus Track
08 Memorial Address (take 2 version)

作曲 Tetsuya Yukumi FROM LOVE SOUND TRACK編曲 tasuku

special Digest
FROM
museum
〜30th single collection live



脚注1

Macrovision(現在はMicrosoftがオーナーだったような) CDS200(Cactus Data ShieLD200) によるCCCD(Copy Control CD)、つまりコピーできにくいようにしているCDです。CD-DA規格を利用しているCDドライブ(パソコンなどに組み込まれているCD、DVD、CD-Rドライブ)で再生しにくいようにフォーマットを変則的に使用するという方法を採用しています。Macrovision(現在はMicrosoftがオーナーだったような) のプロテクト技術のいちばんのお客さんは、日本でしょうか・・・(^^;・・・。率直なところ、CDS200によるプロテクト?はそう厳重なものではありません。音が悪くなるという人がいるけど・・・HDCDエンコードのかけ方間違える方が影響が大きいと思いますね、聴いた限り・・・。

脚注2

この辺の話題を理解するためには、税法の知識が必要です。宣伝用媒体として考えたときに、制作費は資産計上しないで費用として処理します。一般的にはそうした処理をするのですが、販売する目的もあるならば、ちょっとだけ資産計上することも出来ます。この話題は、著作権とは関係ありません。このような計上の配慮が可能なので、販売するか、しないかは制作者の自由でもあります。いずれにしても、ビデオ・クリップを制作しないことがない今の時代に、取り扱いが自由に判断できるビデオ・クリップの存在と、映像時代に移行している私たちにとって、ビデオ・クリップの標準添付は、実は、当たり前でもあるのです。


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