徒然酒(つれづれざけ)
2003/4/22 No.0062


飲んだお酒

5杯 カルバドスXO・ストレート
3杯 クルバジェ・VSOP


今日は、他の仕事のために遅れていた概念設計の提示をしていました。打ち合わせは、9:00PM近くまで続き、ちょっと疲れてしまいました。
打ち合わせの場所は、大久保でした。

概念設計
コンピューターのソフトウェア設計の中で、ソフトウェアが全体的にどのような動作をするかについて設計すること。この設計はとても大切で、概念設計の如何で、ソフトウェアの寿命とか将来性が決定します。

「う〜ん、飲みたい感じだな〜、帰ればまた仕事だもんな〜」

で、今日は飲んじゃえと、その足で新宿のガゼルに向かいました。
カルバドスでーす
実は、この日はお昼を食べる時間も無く、9時間にわたり食事をしていませんでした。

「なにか食べたい・・・なに取れるかな」
「ピザとねー、それから中華」
「じゃ、中華がいいかなー」

新宿のいいところは、お店同士が助け合っていることでしょうか・・・
お店でなにか食べたいといえば、いろいろなお店から取り寄せてくれます。
中華料理はもとより、うなぎとか、いろいろと取り寄せできちゃうので、食事してから移動するなんて面倒をすることなく、一軒のお店で事足りてしまいます。

ホイコーローと中華サラダ

この日は、ご飯や麺類のような炭水化物を食べたいしませんでした。
オーダーは、ホイコーローと春雨による中華サラダです。


警官1200人が一斉手入れをしている現場に・・・

お巡りさんが怖く感じない私は、そのまま通行禁止をしている機動隊員に聞いてしまいます。

「なにがあったんですか」
「捜査中です」

こんなときのお巡りさんは、当たらず触らずというお答えが標準です。
この捜査されている場所は、数ヶ月前に中国系のお店で催涙ガスが撒かれた、Leeビルの反対側でした。ですから、またそんな事件かなーと思いました。
警官とやじ馬以外に、ビデオカメラをもった人が6〜7人はいました。多くは、デジタル型のハンディカメラですが、カメラにシールが張られています。「テレビ朝日」とか張ってあるわけですから、テレビ局のものであることは自明です。

「おかしいなー、こんなに報道関係者が新宿でニュースを求めて待機しているものかなー」

そうした人たちは、電話でなにがあったのか相談している人もいますが、確信を持って撮影を続けている人もいます。この日が、新宿で不正入国者を使用しているお店に対する一斉手入れであったことは、翌日に知りました。1200人の警官が動員されたのでした。
見ていたら救急車は来るわ、なんだわで、結構な騒ぎでした。
ただ、運ばれている人は貧血みたいにしか見えなくて、このときも「事件かなー、それともなんだろう」
 
 
なんか、サラリーマン風の服装をした人が警備している機動隊員に話しかけています。

「なあ、お巡りさん、ビアントがやられているんだろう、俺はその隣の凛華に荷物が置いてあるんだ、通してくれよ」
「今捜査中です」
「なんだとー、横暴だな、ここは北朝鮮か、オラコラ」

なんの事はない、サラリーマンの格好をした、実はやーさんです。
日本系のやーさんみたいです。きっと、ビアントとか凛華というお店からみかじめ料をもらっているんでしょう。で、これらのお店は、不正入国者を使って、相当やってるんでしょうね。警察が踏み込んでいますし、見ていると連行されているホステスさん達は日本人とは思えません。
他の場所でも、やーさんたちが、お店に入れろと大騒ぎしています。
彼らからしたら、みかじめ料をたくさんもらっていながら、手入れを突然にやられたので立場がないのでしょう。せいぜい、警官が捜査しているところに分け入り、自分達の存在を誇示したいのでしょう。といっても、警官が入れるわけも無く・・・。
最近は、しのぎが難しいためか、やーさんは自分達の存在を表にし過ぎるみたいですね。
それをするほどに、客が寄り付かなくなるのに、それがわからないやーさんが増えているのでしょうね。
この事件があったお向かいにあるleeビルで起きた催涙ガス事件も、中国系のお店に対する日本のやくざによる嫌がらせと言われています。その前には、風林会館1Fの喫茶店で、やーさんが中国系やくざに射殺されています。その事件は、手打ちの打ち合わせ中にテーブルの上に拳銃を置いて話をしているときに、日本のやくざが中国系やくざを脅すことを発言したら、その場で射殺されたというもので、なんともみっともないものでした。

しかし、新聞とか週刊誌にも書いていない話題をぽんぽん書いちゃっていいのかなー
ま、新宿でそうした話題を知らない人はいないしなー

マスコミの取材はこんな感じです


機動隊も引き上げ始めたので、私も帰ろうともどる途中で腕をつかまれました。
見てみると、XEXのS専務です。

「あれ、Sさんじゃない」
「かるばとすさんこそ、ご無沙汰」
「写真とってもいい?ホームページ載っけちゃう」
「いいですよ」

しかし、写真は撮られなれていないみたいですねー・・・(^^)・・・写真も下側から光が入ってしまって、怖い・・・(^^;・・・S専務って背が高いもので・・・

「あれ、今は六本木ヒルズの開店前注1でお店で忙しいしんじゃないの」
「今日はG7注2を見に来てたんですよー、かるばどすさんこそ、どこ行ってたの、ピュアリー?」
「うんん、今ピュアリーは閉まっててさ、チーママの祥子ちゃんがやっているお店があるんで、寄ってた」
「うちも寄ってってよ」
「いいよ」

話をしていたら、S専務も手入れの話題を聞いて、様子を見に来たのだそうです。
G7は、ちゃんとしたタレント資格注3の子しかいないお店なので、後ろめたいことはないのですが、巻き込まれるといけなので、様子を見に来たのだそうです。お店の選択はS専務にお願いしました。G7にしましょうとのことでした。

注1■六本木ヒルズの開店前
今話題の六本木再開発地区、六本木ヒルズに、XEXグループは4件のお店を出店します。
現時点でオフィスは80%しか契約できていない六本木ヒルズですが、飲食店はコンペが激しく大変な競争だったそうです。
注2■G7
XEXグループの飲み屋さん
新宿には、G7とG7 2というお店があります。G7はフィリピンクラブ、G7 2は日本人のホステスさん中心のお店です。ちなみに、G7 2は昔は外人さんクラブした・・・英語で話すのが面倒だった・・・(^^;
注3■タレント資格
フィリピンは国民の10%以上の人が海外に出稼ぎに行く、出稼ぎ国家です。そんな中、女性が海外に行く際の職業資格として有名なものに、タレント資格があります。踊りや歌についての資格試験があり、合格者が日本などに就業ビザで渡航できます。正規のフィリピン人のホステスさんたちは、タレント資格で日本に来ています。ちなみに、G7はそうした子しかいませんが、これは例外的な話題で、そうでない人たちは、不正入国者が多くなります。

新宿のG7は、もう6〜7年ぶりに行きました。
お店には、1時間くらいいました。
昔は普通の大学を出ている子が多かったのですが、あまり英語が得意でない子が多かったので、ちょっと驚きました注4。時代の変遷なのでしょうね・・・。

注4■G7
フィリピンは第二次世界大戦の前は、アメリカの植民地でした。
ですから、旧宗主国の国語であるアメリカ英語は、フィリピンでは第二国語みたいなものです。
フィリピンは複数民族、複数言語の国家ですが、よく使われている言語の一つがタガログ語です。しかし、フィリピン全体では、英語が共通語なので、ある程度以上の家庭に育つと、流暢な英語が話せます。

 

-広告について-

Google
  Web www.calvadoshof.com