徒然酒(つれづれざけ)2003/1/8 No.0006


飲んだお酒

1グラス シャンパン
1/2本 赤イタリアワイン
1合 大吟醸酒
1本 エルディンガー小瓶


ぱたぱた仕事をやっていて、時間が過ぎていきました。
しかし、今日はアメリカから来た友人と、会食の予定・・・7:00PMに恵比寿で待ち合わせて、XEXに食事に行きました。

XEX代官山にて
撮影データ IXY Digital 200A

アメリカの友人・・・もう渡米してから5年ほど経ちますが、ドイツ人です。日本では私の部下だった時期もあり、そうしたところから関係が続いています・・・といっても、時々連絡を取ったり、話をしたりでしたが・・・。

余談ですが、私は相手の年齢に関わらず、だれにでも「さん」付けで話をします。若い頃年上の部下が多かったこと(22歳のころ30歳の部下がいました・・・なぜか会社が変わってもそうした傾向が続いて・・・さすがに今の年だとだいたい年下です・・・)と、私の世界観から来たものだと思います。今も昔も、考え方はそれほど違わないもので・・・そのためか、いつまで経っても変わらないと人から言われています・・・(^^?・・・もっとも、怒ると相手に関係なく怒りを表すので(年上で上司であってもそうでした・・・しかしまあ、扱いにくいというか・・・(^^;)、結局は、相手に関係なく同じスタンスなんですね。そんな背景なのか、目上や同僚からは苦手がられたのですが、部下だった人たちとは長いお付き合いになります。

今回は、久々の日本旅行で来日・・・北海道を回ってきたそうです。
折角なので、最近の日本らしいお店として、代官山のXEXを選びました。もっとも、かるばどすほふでは、頻繁に登場しているような気がしますけど・・・(^^)
北海道を周っていれば、おいしい日本料理はたくさん食べているはず。ですから、ちょっと意表をついてイタリア料理にしました。
お店では、グラスのスパークリングワインを用意してくれました・・・。
料理はいつものとおり、お店にお任せ・・・でも、ドイツ人である彼は、夜は小食であるかもしれないので、どれくらい食べられるかを聴きました。やはり、量は少なめ(こんなときsmall foodといいます。たくさん食べたいときはbig foodです)にとの答えでした。ですから、お店にそのまま伝えました。あとは、もう話し込むばかり・・・。

「さひびさ〜、アメリカ行ってどれくらい経つ?」
「もう、5年経ちますよ、早いですね〜」
「どう、向こうの会社、居心地いい?」
「結構気に入ってます」
「そりゃ良かった」

話し込んでいるうちに、日本の景気の話題になりました。

「アメリカでは日本の景気がどん底だといつも報道しています」
「そうだろうね〜、でも、こんなお店見てどう思う・・・」
「サンフランシスコでも、あんまり見かけませんね。いいお店です」
「この街は・・・」
「昔とぜんぜん違って、おしゃれですし、ショーウインドウの商品も素敵ですよね」
「日本は不景気とは言うけど、アメリカとかヨーロッパより景気よく見えるでしょ」
「ええ」
「知ってる・・・アメリカの新聞で日本国内にちゃんとした支社を持っているところ、もうないんだ。だから、せいぜい日本の新聞を読んで訳しているだけ・・・日本人は自虐的な記事ばかり書くじゃない・・・それがそのまま世界を巡っているんだよね」
「そうかも知れませんね」

この話題は、結構よく私が話すものです。で、なかなか真実です。欧米での日本についての報道というものは、実はその程度のものです。まあ、ちゃんとした報道もあるのですが。余談ついでですが、日本についての報道の多くは中国発・・・ま、日本の真実を伝える報道なんて、まあ、少ないでしょうね。アトランタのCNNセンターには、世界中のCNNの報道機関がある場所の時計がありますが、日本の時間を示す時計はひとつもありません。テレビの評論家が愛するCNNとは、日本に関係のない報道機関みたいなものです。

「バブルの崩壊は、日本のほうがアメリカよりも早かったかもしれないね」
「そういえば、私の住んでいるサンフランシスコのコンドミニアム、24戸あって、17戸がITバブル崩壊後に出て行きました。もう、シリコンバレーはガタガタです」
「凄いね〜。ところで、すんでいる所、いいとこ?」
「月2000USDなんですよ。プールやフィットネスルームもあります。気に入ってます。でも、ストックオプションがあるから平気なんで、いつまで持つか・・・(^^;」
「どこにあるの?」
「ミッドヒルです」
「あの辺は、食べ物屋が多いから楽でしょー、しかし、一応ヒルにあるんだねー、凄いじゃない。そういえば、連絡しなかったけど、2年前にサンフランシスコ行ったときは、ファーモントホテル泊まってたんだ」
「家から歩いて10分ですよ〜、今度は連絡くださいね」

ヒルってのは、サンフランシスコの中心的な地域で、高級な地域です。地名ではなく俗称ですが・・・。ちなみに、丘とかを特にそう呼んで地域性を説明するのは、ローマ時代からのヨーロッパ系文化では、よくあります。

「うん・・・ところで、プライベートなこと、突っ込んでもいい?」
「どうぞ・・・(^^)」
「彼女は結局どうなったの・・・ほら、韓国の物凄くかわいい女の子・・・彼女みたいな子は、なかなかいないようね」
「結局、別れました・・・彼女はドイツが好きなんです。ですから、私が日本に行った時に驚きましたし、それからアメリカに行ったので、イヤになってしまったみたいです。彼女の家は裕福ですから、彼女はそのままドイツに住むと思います」
「そうか・・・彼女は韓国で暮らしたことはあまりないわけだしね・・・しかし、それは彼女にとって、あまりいい結果にならないだろうね・・・ドイツは、口で主張するほどアジア人を対等に扱わないからね」
「そうですね。彼女はハイソサエティーなので、そうしたドイツの側面は見たことがないんです。でも、ドイツも都市部を離れると・・・」
「どの国もハイソサエティーは、インターナショナルだからね。でも、それは社会の一部に過ぎないものね。永く住もうとすれば、どうしても直面するからね」

こんな、何気ない話を延々としていました。で、デザートのときになり、お店の日本料理も食べてもらおうと思いました。で、日本料理に移動して、日本酒を大吟醸で2合もらい、山分けです。
出てきたお刺身・・・ちっょと感心しました。大トロが近海ものの無冷凍でした。普段は刺身を好まない私ですが、こうしておいしければOK。
で、もう一杯一杯になり、デザートをバーでもらうことにして、写真を撮ってもらいました。

ま、私はいつも酔っ払い・・・
本日もよろしいようで・・・

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