ゲルピンさんのリスニングルーム(地下室)

ゲルピンさんのお宅の建築費の多くを費やしたのが(おいおい、こんなことまでバラしていいのか(^^?)、地下のリスニングルームです。



←この写真が書斎とリスニングルームに向かう階段です。

→階段を降りていくと、書斎の入り口になります。入り口にはゲルピンさんの御本名の名札がついています。
リスニングルームは、書斎を通らないと入れないようになっています。


←書斎といっても、本がたくさんあるわけではありません。並んでいるのはオーディオ機器ばかりです。部屋の3方の棚は、天井までこうした状態になっています。これらの棚には、往年の機械がずらと飾られています。人によっては、ゲルピン博物館とか、ブラックホールとか、いろいろな表現で、ゲルピンさんのコレクションをよんでいます。


→書斎から、リスニングルームの入り口を見たところです。
ドアが開いています。


←ドアの入り口には、やはりネームプレートが入っています。「社長室」です・・・(^^)v
ところで、このドアですが、ちょっと重たいドアになっていまして、防音仕様のものだと思います。防音は完璧との事。ただ、1Fのstaxのスピーカーについては、防音しきれない場合があるそうで、ゲルピンさんが1Fのステレオを鳴らさないでいると、御近所が「最近はお静かでいらっしゃいますね」とご挨拶があるそうです。


リスニングルームの広さは約20畳です。平行面が無いように天井を含めて配慮されています。唯一ある平行面は、スピーカーの背面の壁と、リスナーの背面の壁です。リスナーの背面には厚いカーテンにより対策が施されています。
部屋の壁面は、木を素のままに使用しており、有害な反射音がのりにくいように配慮されています。室内の音響はライブに設計されており、豊かな鳴り方を楽しめるようになっています。
写真は、リスニングルームのスピーカー側を撮影したものと、その反対側を撮影した写真です。部屋の中央よりもやや後方に、ゲルピンさん用のリクライニングチェアがあります。リクライニングチェアには、厚く毛布がかけられていますが、これはリクライニングチェアの皮からの反射音を吸収するためのものです。一般的に、なめした皮の反射音は、いい結果を生みませんので、こうした対策が取られているのだと思います。

CDやLPは、それぞれが約2000枚位づつと伺ったように思います(ウル覚えですいません(^^;)。



←リクライニングチェアの位置から撮影したスピーカーです。
メインスピーカーは2セットあります。左右に大きく見えるのが、マーチンローガンのCLS、中央よりに見えるのが、B&W801です。
CLSは、床に見えるKRELL MD300によりドライブされています。このMDA300は下の写真で示しているKRELL KBLによりドライブされています。私はいろいろなところでCLS2を聴いたのですが、ゲルピンのお宅のように伸びやかに美しく鳴るCLS2はないと思います。他のところでは、大抵は神経質な変な音で鳴っていました。そういう音って、使っている設備の鳴らし方に問題がある音です。

B&Wは、モニタースピーカーの雄としての鳴らし方です。ドライブしているのは、マークレビンソン26Sと中央のラック上にあるマークレビンソン 23(ゲルピンさんは23Lよりも23を好まれて使用されています。ゲルピンさんの23は米国で購入してマークレピンソンのファクトリーで日本の電源仕様に変更したものです)です。
→システムを前から撮影してみました。
ストロボを使用しませんでしたので、色のバランスが違って見えますが、こちらの方が正しい発色になっていると思います。
マークレビンソン23の下側には、真空管式のパワーアンプが設置されています。


←スピーカーに向かって右側のシステムが、B&W801のためのシステムです。写真はスピーカーに向かって撮影しました。
マークレビンソンのプリアンプ26Sと1台のマークレビンソンのDACである36があります。また、CDトランスポートは、KRELL MD10、アナログプレーヤーはORACLE DELPHI Mk2です。

→インターコネクトケーブルは、ワイヤーワールドをよく使われていました。よく整理された背面から、きめの細かい音への配慮を見て取る事が出来ます。
よく、「ケーブルの音」という言い方があります。初心者の方は、固有の音があるように誤解されていますが、「ケーブルの音」は音の傾向のようなもので、組み合わせる機器や使い方で、ずいぶんと違いがあります。ワイヤーワールドはウォームトーンの傾向をもちますが、ゲルピンさんのお宅での鳴り方は、バランスの良いシャープな、それでいながらちょっとだけ暖かみのある音です。



←スピーカーに向かって左側のシステムが、マーチンローガンCLS2のためのシステムです。写真はスピーカー側から撮影しました。
プリアンプはKRELL KBL、DACはWADIA2000とオーディオアルケミー、トランスポートもオーディオアルケミー DDSです。アナログプレーヤーはやはりORACLEです。
WADIA2000は、音を評価した上で、旧型のまま利用されています。WADIAの音が、初期と最近までの音はだいぶ違うものでした。最新型になると、初期の音を彷彿とする点があるようですが・・・。ゲルピンさんは、ご自身の耳で、製品の状態を維持されたわけですね。



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