トップページ CG オーディオ 音楽 カメラ ディープ やっぱ書いちゃう お気楽 喰いしんぼ、のんべ あちゃこちゃ ダイビング 自転車 映像 パソコン 真面目 宣伝 ブログ

拝啓 文化庁長官官房著作権課 御中

2003/12/20

もともと単なる儀式的な意味合いが強かったこの意見を集めるということについて、答えは簡単で、2004/02には、規制を行うということになりました。わかりきった答えでしたが、さすがに気になっているのか5年という期間限定で実施するみたいです。なんだか、本当に法的な背景はなさそう・・・時限の権利なんて聴いたことないですもの・・・(^^;
しかし、音楽アルバム販売業者が赤字な本当の理由は、売り上げ減ではなく、意味もない広告を繰り返し、異常な経費増になり、高い利益率のはずなのに赤字になるという、経営の幼稚さにあると考えています。そうした彼らの問題を、消費者に押し付けることには、反対の立場を変えるつもりはありません。

意味があるか、わからないけど・・・

12/13に、ポケッとインターネットを見ていたら、文化庁が輸入CDについての規制を求めているレコード業界の求めについて、異例の国民からの意見聴取を行うとありました。消費者団体と、公正取引委員会が、異議を唱えてくれたからです。
実は、私は昔から、価格差が異常すぎる日本の音楽と映像作品について、疑問をもっていました。
世界的にも、音楽CDの価格については強く批判されているのが今であり、その中でも世界で最高価格を維持し続けている日本の音楽と映像作品は、逆に、維持することで日本の音楽業界、映像業界の弱体化を招いていると、思いもするからです。なぜならば、そうした異常な価格を維持しないと存続できない業界であれば、構造そのものが問題であり、世界的な競争には耐えられない、本当の原因になりえるからです。
そもそも、音楽関係や映像関係のような、文化を担う社会的使命を持つ企業であれば、世界を見据えて事業を展開するのは当然です。この展開には、世界に対して適切な価格で、音楽、映像を提供することを実現するという、当たり前のことが必要なのです。
かるばどすほふをお読みの方ですと、私が、リッピングを嫌い、アルバムを買うのは当然であるという立場を貫いていることをお分かりいただけると思います。しかし、そうした権利者の立場の尊守と、価格の問題は、違います。
実は、海外と日本での価格差を、知っている限り、全部バラしちゃおうかと、コンテンツを書きかけたことがあるほどです。
日本の音楽や映像が世界に進出できない本当の理由は、海外で通用できる価格での提供を、日本国内でしていないから・・・・というのが、私の考えでもあります。そんな、異常な業界は、確かに、今の価格でないと提供できないのも実情でしょう。しかし、そうであれば、業界の構造を変えるべきであり、他の業界はそうした努力を続けているのです。逆に、そうした努力をしないことこそ、音楽業界や映像業界の怠慢であり、将来において致命的な問題になると、信じています。
で、ポケッとしていた私も、1時間くらい時間を作り、以下のような内容を走り書きにして、文化庁に送りました。
こうしたことを書くことが、本当に意味があるのか、わかりません。
音楽業界の人なんか、被害者意識ばかりで、受け止めるほど理性的な人、見たことないですし、文化庁の人は会ったことがないのですが、外から見る限り、権利団体の言いなりになっている、文化の方向を打ち出すという本来の行政が不在の組織に見えるからです。
でも、まあ、いつかこうした内容は、かるばどすほふにも書こうとも思っていので、そのままここでご紹介しようと思います。
短い時間の走り書きのまま送ったので、誤字だらけ・・・(^^;
そこは、ご寛容くださいませ


文化庁長官官房著作権課 御中
■はじめに

この度は、意見を広く求められるとのご判断、一般消費者として心より感謝いたします。
なぜならば、私は、海外と日本国内における、音楽/映像著作物の価格差について、強い問題意識を持っていたからです。
この度は、海外において正規に作られている国内音楽産業の管理する著作権に基づくCDの輸入についてが、主な論点であると理解しております。

■問題の分析

この問題は、音楽に限らず、映像作品についても存在しております。この価格差は、2〜5倍にも上ることがあります。これは後に具体例を示すように海賊版の話題ではありません。今日のように国際化が進んでする現代において、私たち消費者は、海外に訪れた際に、そうした事実を目の当たりにし、理解できない状況であると考えております。
なぜならば、一般工業製品において、そのような事実は存在せず、また、海外の音楽や映像著作物も、それほど極端な価格差を見出すことができないからです。
特に、日本においては、再販制度による著作物の保護など、欧米にはない優遇的著作権者保護が実施されており、また、カラオケ、録音媒体にも著作者保護のための費用が組み込まれております。
このような状況は、欧米よりも先進的であり、私たち日本人が世界でもっとも著作者を保護する姿勢を示している国家のひとつであること、そして、そうした国の国民であることに誇りを持っております。

■誤っている音楽業界の姿勢

しかし、このような国民の強い理解と支持の中で、音楽業界はなにをしているのか、そこに疑念を抱いているのも、私たちです。
音楽CDの販売が不振であることに、私たち消費者も業界に対して同情するものですが、その中で音楽業界はなにを対策としているのか・・・。
テレビを見れば、音楽CDのコマーシャルを流し、アルバムには得体の知れない景品を多く添付しています。そして、渋谷や新宿の街頭では、闇雲に街頭広告を打つばかり。日本の主力産業が音楽なのかと、目を疑うばかりです。
この異常さは、他の業界の製品のコマーシャルと比較すれば、歴然としております。広告費用は、音楽制作費の何倍から何十倍にもなっていることでしょう。
日本レコード協会の統計によると音楽CDの2003年1月〜10月の製造量は253,575,000枚、金額309,256百万、DVDは81,790,000枚、金額106,997百万となっております。CDは昨年に対して88%ですが、DVDは160%、音楽DVDに限ると174%の成長を遂げています。
この数字が示すことは明確であり、消費者は映像を含んだDVD作品に、好むものの移行を進めている現実があります。
このような状況であれば、一般的な業界であれば、音楽業界は、CDよりもDVDの方に移行を進め消費者動向に対応を進めるのが自然です。広告ではなく、映像制作や販売も、より併用すべきなのです。
しかるに、行っているのは、異常極まりない広告であり、無駄な経費を垂れ流すばかりです。企業としての良識を問わざる得ない、自業自得の不採算状況を現出していると、理解せざるを得ません。
このような背景の本質は、日本国家、および国民の深い理解の上に慢心し、日本国民を自身の財布のごとく考えている、考え違いがあると指摘する必要があるでしょう。
なぜならば、日本において販売されている海外アーティストのCDは、輸入CDのほうが、すでに国産よりも安くなっている事実があるからです。これは、今回問題になっているような、アジア圏での製造物の話題ではありません。欧米の製品ですら、日本の価格は1.5〜2倍の価格で販売されているのです。これは、同一レーベルの日本法人が販売しても、同じ状況です。つまり、日本における著作物の優遇処置を逆手に取り、日本人に不当な価格を提示しているのです。
これが、日本発であると、より状況は悲惨です。

■裏切られている日本国民の善意

今回問題になっている輸入CDの価格差は述べるまでもないでしょう。
他にも、同じ状況はいくらでも見られます。例えば、日本で作られた世界同時公開された人気劇場アニメーション「甲殻機動隊」は、国内でのビデオ価格は9800円、同時に販売されたアメリカ版は19.8USDでした。全世界で同時にヒットしましたが、収益のほとんどが日本国内であったのかもしれません。
この事実が示すように、私たち日本人は、著作者を優遇するための善意を、業界から裏切られ、搾取されています。
同様な状況が、今回の音楽CD輸入の問題にあります。
香港国際空港に行くと、空港内にある中国政府から認可されたcdショップで、日本人アーティストのCDを45元〜75元で購入することが出来ます。このCDは、現地用に作られているのですが、CDには「日本禁止販売」と明示されています。言い換えれば、日本以外の販売は可能です。現実に、欧米の業者からインターネット等で通信販売をしてもらうと、日本の価格の半額ほどで、そうしたcdが国際宅急便で届けられてきます。
これは、どのような事実なのか・・・それは、明白です。つまり、再販制度により高価格に維持されている日本市場から収益を上げて、海外には安く売る・・・つまり、ダンピングの現実があるということです音楽業界、映像業界のこのような不公正な行為は、異常であり、社会正義の元に考えたときに、ありえてはならないことであることがわかります。そして、現代のように情報とロジスティクスが進歩している時に、選択できるはずがない企業の方針でもあります。

■グローバリゼーションは避けがたい現実である

現代のように、情報が世界中に行き渡り、革新されたロジスティクスが進歩した今、このような異常な事実が、自身の業界を苦しめるのは当然です。音楽業界の経営者と著作権者は、そうした問題に対して適切な経営や方向を打ち出す義務があります。つまり、企業経営者と権利者の怠慢こそ問題の本質です。
このような状況を省みるに、私たち日本国民は、彼らの権利を守ることに対して、十分に寛容であったのですが、そこに行き過ぎがあり、それが彼らの怠慢を招いてしまったのかと、反省すべきではないかと、考えます。
音楽業界は、自身のそうした異常な体質を正し、市場の動向に適切に対応することが、まず必要なことです。なぜならば、音楽業界が、私たち日本社会に寄生するようなものに成り下がったときに、日本における音楽文化の進歩は、ありえないからです。
今までも、十二分に日本市場から利益を得ていた音楽業界なのですが、いつまでたっても自身を改める努力を見出すことが出来ません。それどころか、複製が売り上げ低迷の原因であると主張し、また、今、自身が招いたダンピング輸出/現地生産物の日本への輸入も問題であると主張しています。「この現状では、海外での展開が出来ない」と主張する彼らからすると、海外での利益は意味がないのでしょう。ですから、海外からの輸入がさらに増える場合は、海外生産を取りやめるでしょう。
しかし、日本における文化は、世界にも発信されるべきであり、日本の進んだ文化は、世界での共通の文化にもなっていくものです。文化の価値を担う企業であることを忘れているならば、それは正されるべきです。
日本国の立場では、日本の文化をより発展させ、そして、世界にも日本の文化を普及することで、世界を、より豊かにする、それは憲法の精神でもあり、日本人の誇りでもあります。しかるに、そうしたことを強く求めることが出来ない業界には、自身の立場に対しての根本的誤解と、過ちがあります。

■結論

世界に伍して、日本発の音楽を広げ、日本文化を広げ、自身の利益も維持する・・・それが業界に求められている本質であり、日本の行政は、彼らがそうなるように、進められるべきであります。
ですから、日本の音楽産業のため、そして、世界における日本文化のより高い地位の獲得のため、輸入CDに対する規制はすべきではないことを、ここに主張いたします。また、そうしたことにより、海外での製造や展開を衰えさせてはならないという強い指導を関係当局にお願いいたします。
もし、そうしたことが出来ないものであれば、再販制度そのものの撤廃が、音楽業界の健全化のために、必要であると考えます。
業界が、より健全になり、発展するために、今は、そうした決断が必要です。

■参考

現在、米国においてもcd価格が適正でないという議論が多くあります。
録音音楽愛好家が読者である、著名な雑誌 Stereophile誌では、この問題を1年にわたり読者が議論を進めきました。
http://www.stereophile.com/news/120803price/
読者投票では、以下のような結果になっています。
主流は、1000円前後を示しており、これは、今回問題になっている輸入CDと比べても安いことがわかります。音楽業界は、全世界に対してこの価格で提供できるよう自助努力をすべきです。つまり、複雑な権利を共有して、日本国民の善意にすがる姿勢を改め、自身の力で世界に伍する力を実現しなければなりません。また、この価格であれば、一部の地域を除いて同一価格で提供が出来るでしょう。すでに、米国ではそうした動向が始まっております。映像製品は、ほぼ全世界で価格が共通になってきました。音楽にもそうした動向が見られます。そうした動きが日本で遅れれば、日本の音楽業界そのものが、将来において壊滅するでしょう。それは、日本の文化政策の問題ともなるのではないでしょうか。
submitted by Stereophile Staff, Mar 10 2002
A clear majority of the readers who Answered last week's poll think high prices have slowed down CD sales. So what price point feels right to you?

$15.6
0%
$13.4
3%
$11.2
13%
$9.0
40%
$7.0
24%
$5.0
11%
Less thAn $5.0
4%
More thAn $16.0
0%


-広告について-

Google
  Web www.calvadoshof.com