旅の記録 (2003年5月30日)
ダラスへ発つ
ひさびさのダラス行き

今回のアメリカ出張は、忙しい中に決めてしまいました。
実際のところ、行こうと決めたのはいいのですが、前日まで岡山に出張しており、その翌日にアメリカ行きという強行軍になってしまいました。
結局のところ東京には3週間中数日しかいないという感じです。
今回の出張はマイクロソフトのカンファレンスへの参加です。新しい技術の動向を確認することは大切で、海外で行われている最新技術のセミナーやカンファレンスに参加することは、私のようなitを仕事にしている場合は、義務のようなものです。もっとも、1万人近く参加していても、日本人は多くても20〜30人・・・どうなっているのやら・・・(^^;
ここのところ仕事が忙しかったこともあり、カンファレンス後にちょっと現地休暇を取ることができるようになりました。カンファレンスの場所はダラスですので、行き易い場所・・・それは、メキシコです。ということで、メキシコはコスメルとカンクーンに寄る事にしました。
会社で相談したら、チケットはついでに処理していいということになり・・・(^^;・・・出張チケットでそのままメキシコによることにしました。

メキシコならクラブアズールかな

メキシコのホテルの手配は、なんか心配です。
飛行機だって、ちゃんと飛んでるのかよくわからない国ですから・・・(^^;・・・私も、前回の訪問の際に、ヨーロッパ人のカップルがトランジットに乗り損ねて、空港で職員と大喧嘩しているのに出くわしてしまいました。私自身も気をつけていないと、どうなるかよくわかりません。
そんな国の便の手配は、現地に事務所のあるところに頼むのが順当です。
で、ダイビングをしてこようとも思いましたので、前回に続いてクラブ・アズールに頼むことにしました。
チケット手配は、出張便も込みにして頼みました。
なんと、クラブ・アズールでは、ダイビングツアーの延泊として処理してくれ、ダラスでの自由行動つきダイビング・ツアーとしてセットアップしてくれました・・・(^^)
チケット代は、成田→ダラス→カンクーン→コスメルの往復で、なんと13万円・・・(^^)v
地球の反対側に行って帰ってくる費用は、とっても安いのでした。

前日まで大騒ぎしました

毎度のことですが、日本を発つ前は大騒ぎです。
出張前日は、岡山から夕方東京に戻り、そのまま荷造りして翌日に出発という予定でした。
しかし、前日の夜、津山で大宴会中に電話がありました。

「かるばどすさん、すいません、某社からアメリカ出張前にどうしても話をしたいというリクエストがあるんですけど」
「え、本当ですか・・・明日の晩に東京に戻って、あさってダラスに向かうことになっているんですが・・・」
「なんとかなりませんか?」
「わかりました。では、明日に早い便で東京に戻ることにします。ですから、明日の午後3時以降であるとなんとかなると思います」

てな具合で、私だけ早く東京に戻ることにしました。
その翌日は、結局東京で2つの会議・・・気付いたら8:00PMという具合でした。
出張準備なんてなにもしていないのですが、それ以前の問題でここのところの仕事の成り行きで、室内が散らかりっぱなしでした。いくらなんでも困るので、掃除からはじめた次第です。
結局、バゲッジに詰め込むべきものを用意できた時間が、3:00AM・・・(^^;・・・ちょっと寝ることにしました。

余裕をもって準備・・・のはずだったけど

7:00AMに起きて、お風呂に入りました。
なんだかんだと、アメリカのホテルに入るまでは丸1日はかかります。
今回は、アメリカやメキシコを回っている間に銀行で各種引き落としがあるはずなので、その対応・・・もう金融機関はひとつにまとめちゃおうかな・・・それからバゲッジ造りです。

空港にて・・・
銀色の大きいのがRIMOWA
緑色のがキャリーオンのバゲッジでもう20年くらい使っている・・・(^^?・・・SAZABAYのバッグ

ダイビング機材は・・・なんと、昨年にGUAMから帰ってきてから、そのまま・・・(^^;
でも、今回はダイビングでないことが主眼なので、バゲッジはドイツ製のRIMOWAを使用することにしました。ですから、詰め替えです。このバゲッジは私の使用しているもので最大級のものです。
しかし、なんですね、バゲッジの中の多くはダイビング機材となってしまいました。
それからお仕事のものを入れますが、コンピューターのお仕事をしている私は、コンピューター以外にこれといった荷物はありません。なにしろ、放っておくとTシャツGパンででみにでも出かけてしまいます。まして、行き先はマイクロソフト系、着るものにうるさいはずもなくですから、着るものといっても、Tシャツを5枚ほど・・・いつもはアメリカ製のTシャツを選ぶのですが、今回は折角なのでMATERIAL BOY系を3枚・・・あとは、下着です。機関が2週間ほどの海外ですと、洗濯をする前提で出かけます。ですから、洗剤を持っていくことぐらいですかねー・・・(^^)・・・気が向いたらホテルに洗濯を頼んでしまいますし・・・。
で、結構余裕で準備したはずでしたが、やはり忘れ物はありました。
成田空港についてから気付いたのは、時計でした。
いつも携帯電話で時間を見ていたので、うっかりしてしまいました。

空港は・・・混んでる・・・のかな(^^?
アメリカン航空チェックインゲート
エコノミーのカウンター数とファーストクラス/ビジネスクラスでは同数のカウンター数です。ですから、エコノミーはこんなに混みます。これっくらい席について差をつけないとね・・・おんなじ便で現地に着いちゃうんですから・・・(^^;

成田空港でチェックインに指定されている時間は、出発の2時間前、4:15PMでした。空港には時間どおりについてのですが、飛行機は満員とのこと、あまりいい席も空いていませんでした。
アメリカン航空はあまり乗らないのですが、それはダラス便に乗ることが少ないためで、好き/嫌いからではありません。アメリカン航空は、そんなに嫌いな航空会社ではないです。もっとも、調子が悪いと聴いていて、なんか気になりますけど・・・(^^;
でも、窓口も親切で、バルクヘッドシートのリクエストも丁寧に受け付けてくれました。
飛行機に乗るまで、ちょっと時間があるので、忘れたものを買いにいきました。
時計は、安いくておしゃれだった、(a) (冗談みたいですけど、カッコエーと読むのだそうです・・・あはは・・・)にしました。

(a)のサイト http://www.caccoa.com/

もっとも、この時計は女性用みたいで、私の腕に回すと、一番外側の穴しか合いませんでした。まあ、腕時計を腕に締めるほど真っ直ぐな性格をしていないもので、バンドにくくりつけてしまいました。

私は、腕にまつわりつく腕時計の感覚が、あまり好きではありません。
日常は懐中時計を使用していたくらいです。最近では携帯電話で済ませていますけど。

それから、ローソンでボールペンを購入しました。
で、日本最後の食事に・・・ラーメン屋さんに入りました。
ラーメン・チャーハン・餃子セット
率直なところ、これで1300円は高い・・・ショバ代だからですかねー
食事中に蛙たちのマスターから電話がありました。出ることが出来なくて、搭乗ゲートで電話することになりました。

「ごめんね、今日からアメリカとメキシコなんだ」
「あー、本当・・・SARS気をつけてね」

げ、周りに中国の人ばかり・・・
離陸前、搭乗中の機内の写真
機材は、ボーイング777-200

予想はしていたのですが、搭乗したら回りは中国の人が多く、ちょっと気になりました。
降りるときに気づいたのですが、私の左隣がカナダ人、右隣が中国人でした・・・あはは・・・(^^;
sarsのような病気が蔓延しているとなると、こちらとしても対策することも難しく、困りますねー。
SARSの治療や対策が本格的に出来るまであと1〜2年くらいなのでしょうか、気をつけないとと思います。
飛行機の席は、ゆったりとしていました。
さすが、座席の撤去をしたと宣伝していただけのことはあります。
機内のサービスも、ゆったりしていて、なかなか立派です。
9.11以降、航空会社は苦しい中で機内食を見直してきましたが、チープな割にはよくできた機内食でした。
ただ、エコノミー席は、アルコール飲料がすべて5USDと有償になっていました。
ま、アメリカ人はお酒を飲まないのがいいことと思っていますから、これはこれでアメリカ文化だと思います。
私は、アルコール無しでも平気なのですが、結局、食後にコニャックを2本もらうことにしました。
機内食は、こんな感じです。

夕食
寿司(稲荷寿司とサーモン押し寿司)
グリーンサラダ
牛肉のラビオリ か 焼き鳥ご飯
デザート

シンプルなメニューですが、そんなに悪くありませんでした。
私が選んだのは焼き鳥ご飯ですが、ご飯はふっくらとおいしく出来ていて、驚きました。
機内食で初期のごはんを使用していた時代は、硬くなったりとか、いろいろとトラブルがおおかっちたのですが、今はもう完全に問題を解決したようです。航空産業も、地道に進歩を続けているんですねー。ちょっと感心してしまいました。

機内では、あゆばっかり聴いちゃった

なにげなしに、MDを持ってきたので、聴いちゃいました。
ぽんとカバンに放り込んだMDがあゆばかりだったからです。
ノンストップリミックスなので、ご機嫌ですね。
仕事をしているときも、こうしたアルバムをかけていると、はかどります。


使用しているSONYのデジタルアンプ内臓のMDは、かなりいけます。
以前にちょっと利用していたSHARPのデジタルアンプ内臓のタイプは、なんでこんな音なのかなーという内容なので、かなり大きな違いがありますよね。SONYは1bitではなく、Equibitなんですかねー・・・(^^?・・・音だけだとそんな印象があるんですけど、本当のところは調べてもいません。実は、方式には興味がないんです・・・利用者の立場ですので・・・(^^;
機内は、夜モードでしたので、あまりPCを叩く時間はありませんでした。

■ 夜モード
日本からアメリカに行く便は、日本の夕方から夜の区間を進み、アメリカの午後3〜4時に到着します。ですから、機内は夜に相当する時間が長く続き、かなりの間暗くされています。それで、勝手に夜モードと名づけました。

私は、アメリカに行く際は寝ないことにしています。
時差がアメリカの昼が日本の深夜となりきついので、対策のため初日にぐっすり眠るためです。
つまり、徹夜するのと同じ感じの生活をアメリカに行く際にするわけですね。

ダラスは気温37度・・・

ダラスには3:30PMくらいに到着しました。
日本からの便が少ないおかげが、入国審査もスムーズです。
でも、昔よりもよく質問しますねー。
見ていたら、トランジットの人たちが「2日間はアメリカを見れるはず・・・」とかゴネていて、入国審査官が、「ダメ、あの部屋で待機して」と言っています。
ダラスとかヒューストンは南米の人たちが多く寄るので、トランジットの人たち専用のロビーがあり、アメリカ国内に立ち入らないようになっているんですね。アメリカに宿泊を入れておけば、そうした場所に寄らなくてもいいのですが・・・。
外に出たら、気温はもう37度です。
ただ、湿気が少ないので茹だるような暑さではありません。
ダラス・フォートワース空港は、ダラスとフォートワースという2つの都市の間にあります。
そのため、ダラス市内まで、結構距離があります。
タクシー代は40USD近くでした。チップを考えると50USD、高いですよね。
ダラスはかんり大きな都市ですが、ロスアンジェルス並みに、平たく広い街なので、移動が面倒です。
自分で自動車を運転しないと、面倒な街・・・という感じでしょうか。
ホテルに着いたのは、16:30PMくらいでした。