旅の記録 (2001年10月20日)
ロスアンゼルスへ発つ

テロ事件がおきてから初のアメリカ出張です。
多くの皆様から、今回の出張にお気遣いいただきました。ありがとうございます。もっとも、気をつけて、といっても飛行機に乗るだけなので如何ともしがたいのですが・・・。
今回の行き先のロスアンゼルスですが、このホームページをホスティングしているglobal Online/Exsodas Communicationsの社長がこの前に射殺された街です。強盗ということになっていますが、Exsodasコミュニケーションズはちょっと前に米国側は破産法の適用申請をしていますので、実のところは株がらみの恨みかもしれないですね・・・勝手な想像なのですけど・・・。
今回の出張ですが、マイクロソフトのPDCへの参加のためなのですが、マイクロソフトの人たちを除くと多くの人たちが出張を中止したようです。当然といえば当然のような・・・でも私みたいにちっとも気にしていない人もいます。
航空会社はデルタ航空にしました。はじめ出発の一週間前にチケットをデルタ航空に予約したところ、78000円くらいでした。安いなーと思いクレジットカードで買おうと思ったところ、窓口の人は「19日に確定のお電話をいただければ結構ですので、まだ買われない方がよろしいと思います。買われると取り消されても半金しかお返しできません」といいます。ではとお勧めにしたがって予約だけにして、3日前にHISに電話したところ、なんと42000円、空港使用料等を加えても49000円程度です。あはは・・・九州往復より安いじゃない・・・(^^;

おうちは早めに出ました

私は、朝食は、しっかり取るほうです。冷蔵庫を見たら、とんかつ用の豚肉の切り身が2きれあったので、捨てるのはもったいないと思い、とんかつを2枚揚げて食べました。とんかつソースは、ブルドックのとんかつソースに、たっぷりと擂りたて白胡麻を加えました。こうすると、だいぶんいけるんですよ・・・(^^)
余談ですが、私の朝ご飯の量と内容は、時々驚かれます・・・・(^^;
HISはチケットを渡してくれないので、搭乗手続きは箱崎でできませんから、空港につかないといけません。空港には、2:30PMくらいに着こうと思いました。チェックインが大変そうな気がしたからです。成田エクスプレスで品川から成田空港に向かいました。
成田空港は案の定閑古鳥です。
私は空いているお店に入ると、運がいいと思うほうなので(もちろん、よく知った気に入っている店の場合に限りますけどね・・・)空港が空いているのも、ちょっとうれしく思いました。航空会社は大変みたいですけど・・・・この前もデルタ航空から、「ぜひ利用してくださいね」というdmがアメリカから届きました。unitedもこのまま行けば、来年は無いとかいう話もありますし・・・ははは・・・
チェックインしてから時間が空いたので、カード会社のラウンジと思いました・・・で、第二ターミナルビルに新しく開いたラウンジに入ったのですが、人がいません・・・奥からは女性の楽しそうな話し声が聞こえるのですけど・・・。ダイナースとかニコスが提携しているラウンジですが、印象悪いですね。で、台にターミナルビルのバーに入ることにしました。ホットドッグとアサヒの黒ビールを頼んで、それをつまみながら(ホッドトッグにはポテトチップがついていたもので、丁度よかったです)PCを出してこのページを書いています(ちょうどここまでですけど)。
写真をとったら、お店の人が避けてくれました。別に必要ないのにね・・・・(^^;
バーに居合わせたアメリカの男性がバーテンダーとお話しているのが聞こえました。なかなか流暢な日本語です。

「何時の便にお乗りになられるのですか」
「5:10のロスアンゼルス行きANA、怖いんでね、日本の航空会社ばっかり使ってる」

私は、さもあらんと思いました。でも、私は平気でアメリカの航空会社なのにね・・・(^^;

搭乗口へ

さて、飛行機に乗ろうと出国審査場に向かいました。
その前の手荷物検査、意外でしたが、いままでどおりでした。
出国審査場は込んでいましたが、途中で出国審査官が倍になり、スムーズに出国審査が行われました。出国カード廃止につづいて、外務省もやるじゃんと思った次第です。
空港内はしっかりと空いています。
デルタ航空のターミナルはC、しゅしゅしゅしゅーと音を立てるケーブルカーに乗ります。成田空港第二ターミナルのここの写真は、はじめてですね。
搭乗は予定よりも5分遅れでした。チェックイン時には「そんなにがらがらではありませんよ」と言っていましたが、搭乗ゲートを見る限り、そんな一杯とは思えません。
私は、マイレージのおかげで、デルタ航空はシルバーメダリオンといういちばん初めの特典会員です。搭乗は、ビジネスクラスの次にできますのでらくちんでした。
搭乗する際に、飛行機にのる直前に荷物を開けてチェックしています。鞄に小麦粉の袋でも入れていたら、たいへんですね・・・(^^;

飛行機はがらがらかな

搭乗してみて、やっぱり飛行機ががらがらであることがわかりました。
写真をとっていることが気にされないように撮影したら、ちゃんと撮れなかったのですが、からがらな機内がおわかりいただけると思います。
こりゃ、航空会社はたまらないでしょうね、飛行機を運行することに赤字になりそうです。
だって、私のチケット、往復で5万円しないんですよ・・・(^^;、それでこれだけ空いていれば、大変ですよね。
来年の今ごろ、何社の航空会社が国際線で営業を続けられるのでしょうか・・・
搭乗していて、いつものデルタ航空の機内と雰囲気が違います。なんか、乗客が怯えているみたいでした。スチュワーデスが機内アナウンスした後、乗客がマイクを手にして、いたずらなのですが、歌を恥ずかしそうに歌いました。小さい蚊のなくような声で、数分続いたと思います。その間、機内の人たちは失笑しました。わたしは、今までのアメリカ人との付き合いから、なんか耐えている弱さを感じてしまいました。「ああ、この人たちは怯えている・・・」そんな印象が離れませんでした。だって、いままで一度もそうした光景を目の当たりにしたことがなかったんです、飛行機の中で・・・。
機内ではじめに映写されたのは、コメディーでした。アメリカ人らしい低い声の笑い声を上げている人が何人もいました。でも・・・飛行機の中でそうした光景も、あまり知りませんでした。ふだんはつまにらそうに見ているだけだったのです。なんか、余裕が無くなり、追い詰められた人たちの笑い声に聞こえました。そんなにあのテロが怖かったのかな・・・世界中で戦争していたくせに・・・というのが私の偽らざる感想です。

牛肉が消えた機内食・・・

機内で配られた機内食のメニューを見て、おどろいてしまいました。牛肉が無いのです。
サラダ

葉野菜、トマト、チーズ、鶏肉の照り焼き、柚子ドレッシング、茶そば

アントレ いずれか一品

鶏肉のロースト、バーベキューソース、マッシュポテト、野菜
鯛のやきもの、醤油と玉ねぎのソース、人参、椎茸、錦糸ご飯
地中海風パスタ、茄子のソース、チーズ、ロールパン、バター

デザート

セサミムース

はじめは乗客が減ったためとも思いましたが、考えてみれば日本は狂牛病を発生させてしまいました。つまり、世界のすべての国が日本の牛肉を禁輸し、あわせて自国に入ることを禁止したわけです。当然、料理が残る可能性がある機内食には牛肉は出せません・・・。農水省、がんばってね・・・。
また、出てきている料理の配膳システムが変更されています。ナイフもフォークもプラスチック、パンは、黒パンのスライスです。この黒パンねけっこうおいしかった・・・・(^^;。おそらく不景気から料理のメニューは安くもなっているようです。

あら、以前のフライトの料理が・・・・

機内食配膳中に、スチュワーデスが声をあげて驚いていました。

「大変、直前のフライトの料理が残っているわ」

この声があがった直後は、「あら、たいへん」としかスチュワーデスは話していなかったのですが、配膳した料理がそのためにミスっていたことに気づいて、配膳済みの料理を入れ替えていました。えらいですねー、スチュワーデスが・・・日本なら知らん振りしているかもしれません・・・恥ずかしくて・・・。しかし、日本で行われている飛行機のサポート、悪いなー、デルタはjalが代行しているはず・・・jal、評判悪いぞー!!

朝ご飯

成田からロスアンゼルスまでの飛行時間は8時間強、いつも東海岸側に行っていたので、近いなーというのが偽らざる感想です。
到着1:30前になると朝ご飯です。
メニューはシンプル、以下の2種類からのチョイスです。
ウエスタンスタイル

ジュース、バナナ、シリアルバー
イングリッシュマフィンにターキーハムとたまご、チーズ

日本スタイル

おにぎり、稲荷寿司、かんぴょう巻き

私はものは試しで、日本スタイルにしました。
いつも朝しっかり食べる習慣なので、お夜食並ですね・・・・(^^;

ありゃ、うっかり評価の低いホテルに予約してる・・・

飛行機の中で気づきました。宿泊予定のMilleniumBitmore Hotel、以前泊まってて、評価低かったんですよね・・・すっかり忘れてました・・・あはは・・・2年経ってるから、良くなったのかしら・・・(^^?
ダウンタウンのホテルまでタクシーで46USD(チップ込み)もかかりました。ロスアンゼルスは、これがいやなのよね・・・移動の費用が高すぎます・・・。

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