旅の記録 (2001年07月21日)
メキシコ コスメルへ発つ

うれしい!、プライベートだけの旅行、しかも10年ぶりのメキシコ、コスメルです!
今回は、ついに旅行記を書くことにしました。なにしろ、仕事が絡まないのですから、なにを書いても困りません。2001年7月21日〜30日 メキシコ/コスメルの旅をご覧ください。旅の前後の内容を含めて、書いてあります。旅行記とこの旅の記録について重複を避けるためにこちらには今までどおりの内容を記載していおり、旅行記には記載していません。
さて、前後のお話は旅行記をごらん頂くとしまして、いつものように記録をはじめます。
経路ですが、成田ヒューストンカンクーンコスメルとなります。

成田 へ

まずは、私の家のほうから書き始めます。

暑いてぞ、今日は

7/21、今日の東京は、またまた晴れ!、午前中に気温は軽く30度を突破、またまた真夏日です。もう、きっとコスメルのほうが気温が高くても涼しいのかも知れない・・・。朝起きた時間は5:30でした。いつも早起きの私としても、さらに早起きです。まだ準備をしていませんもの・・・。
まず、お風呂のスイッチをon!
世界に誇る日本のハイテク生活は、お風呂の準備を、湯船の栓をしてスイッチを入れるだけにしています。こんなことが当たり前の国、日本しか知らない・・・。
昨日の夜に大体の仕事を片付けたのですが、いくつかemailを送る必要があります。また、昨年に遭遇した交通事故について、資料を送る事ほっていたので、保険会社から「お願いしますー」という電話が来ていました。
で、emailをごちゃごちゃ書いて送っているうちに、お風呂の準備が完了しました。メキシコ コスメルまで、結局は24時間ほどかかるので、家を出る前のお風呂は必須です。
実は、長風呂の方なので、ほっとくと1時間くらい入ってしまいます。意識的に早く出たのですが20分も入っていました。出るときに栓を抜いて、室内乾燥機のスイッチをon、これでお風呂の後始末は終わりです。日本のハイテクは凄いぞ・・・
結局旅行の準備に入ったのは家を出る予定時間11AMの3時間前でした。
ダイビング旅行で必要なものって、多くはありません。着るものは、暑い場所だからTシャツでOK、ズボンは面倒がたら着ていく1本だけ、あとは下着と靴下、そして、ダイビング機材です。今回は淡水ダイビングが予定に入っており、水温が22度くらいとの事でしたので、私が使用するダイブスキン脚注1ではちょっと寒いかもしれません。で、重ね着ができるようにダイブスキンをもっているすべて、3着持っていくことにしました。
いつもはダイビング用のバッグを使用するのですが、なんかお洒落じゃないので、今回は久々にドイツのリモア脚注2を使用することにしました。いつも愛用しているハートマンのバッグ脚注3はちょっと小さめでダイビング機材は入りませんでした。
でも、荷物をいれてびっくり、リモア最大のケースですら、ちゃんと閉じません。びっくりしてしまいました。イヤー、ダイビング機材はかさばりますね。

お、重いぞ・・・

家を出ようと思っていた時間を過ぎた、11時15分、やっと出発です。で、はじめて気付きました。お、重いぞ、このバゲッジ・・・(^^;
タクシーに乗ろうかとも思いましたが、品川は私が住んでする大崎のとなり駅、ですから電車のほうが早いんです。汗をかきながら、やっと大崎駅です。バゲッジをチェックイン時にわかったのですが、このバゲッジ、31.5kもありました。大崎駅って、エスカレーター、大崎ニューシティーにしかないんです。しようがないから、そこまで歩いていきました。外気温は31.5度、あはは、地獄じゃ・・・。

成田はスムーズでした

ニュースでは出国ラッシュとかいっていたけど、マスコミの常、別に混んではいませんでした。アメリカ南部へ向かう飛行機の時間帯は、別に混んではいないのでしょう。チェックイン前に、リモアのバゲッジを補強するために、バゲッジロープを購入しました。最大サイズなので普通のロープでは長さが足りません。はじめのお店では、
「すいません、このバゲッジの長辺で締めるやつ欲しいんですが・・・」
「大きいですねー、これ大丈夫かしら・・・・これ開けて試してみましょう・・・。あ、だめだわ、お客様、3Fのカウンターで相談してください。これだと、2mはないと巻けません。きっとお店に電話して調べてくれます」
私は、感動してしまいました。日本のサービスは、今も生きているぞ!
で、3Fに行って相談したら、調べずに・・・ (^^; ・・・お店を教えてくれました。私って、そうしたときに試すんですよ、で行ってみたら、195cmのロープがありました。ものは試しで買ったら、ぎりぎりで使えました。うみゅ〜、まず試すのは大切ですね・・・。
チェックインはコンチネンタル航空のカウンター、第二ターミナルのdカウンターです。幸いにコンチネンタル航空のonepassは、シルバーエリートとという、一番レベルの低い、でも特典がもらえるメンバーです。チェックインも専用カウンターがあります。あんまり関係ないけど・・・(^^;
成田のカウンターはほとんどアウトソーシングなのですが、かえってプロなので、安心してしまいます。JALの職員がやっている方が怖い・・・(^^;
チェックインしてからは暇です。
朝ご飯は午前6:00に食べたスパゲティだけ、お腹がすきました。
といいながらも、飛行機でも食べることになりますので、ちょっと軽くと思って、いろいろお店を見ていて選んだのが「トン汁定食」でした。これなら、炭水化物に偏らないと思い、食べました。でも、この内容で、1000円を税込みで超えるのは、ちょっと高いねー、トリコロール系の店で、店内には「顧客満足こそわれらが誇り」式の社内訓示が飾ってあります。おい、経営者、普通の感覚ではこれは恥ずかしいぞ、その社訓・・・・(^^)/

コンチネンタルの旅は、やっぱ安心できるぜ

飛行機にのっちまうと、こちらにはなにもしようがありません。
でも、いつも安心して乗れるコンチネンタル航空、飛行機も現段階で最新の777-200、現代技術でもっとも快適な飛行機ですし、エコノミー席もJALの1.5倍は広さがあるゆったりした席です。サービスもアメリカ南部の伝統からかきめ細かいし、楽しめます。快適ってこのことだなー、仕事がからまないので、余計楽しいのかな・・・(^^)
しばらくぶりに乗って驚いたのは、機内食のメニューがついに変わったむことです。メニューをご紹介しましょう。
前菜サラダ

レタス、にんじんの細切、サーモン、フレンチドレッシング

ロールパン
メインコースはいずれかの一点

牛肉の炒め物黒胡麻ソース、野菜ソテー、ご飯
サーモンのソテー、ハーブバター、パリジェンヌキャロット/ポテト、さやえんどう

デザート

カラメルフラン(実際にはカスタードプリンね、メニュー変更でしょう)

私は、ビーフにしました。素直なお話、質は以前よりちょっと悪いと思うけど、こうした変化はいいことですねー。もっといい業者を見つけられれば、理想やね・・・・
ついでに言いますと、このお料理、こげ味を出すのが目的でなければ、調理は失敗ですね。成田の調理業者、水準低すぎ!

と、ここまでは当日に書いたのですが、帰国の際の料理を見る限り、コンチネンタルの機内食の質が大分低下したようです。コンチネンタルの新しい調理方法で、メインデッシュを超音波接着したビニールで覆ったものを電子レンジで暖めるようですが、これが失敗しているようです。超音波接着している部分にソースがついており、その部分が電子レンジで焦げてしまい、料理全体にこげた香を付けてしまうからです。

この件について、コンチネンタル航空の笹岡さんより2001/8/10にサポートのemailを頂戴しました。コンチネンタル航空の真摯な姿勢をご覧いただけると思いますので、ご覧ください (2001/8/13)
2002/04/13のフライトで、これらの問題が完全に解決していることが確認できました。(2002/04/14)

でも、このサラダは好みに合いました。サーモンがスモークでなく普通のサーモンを焼いたものでしたが、レモンの大き目のスライスがついていたので、ドレッシングを使わずにレモンのお汁だけをかけて頂きました。ドイツ式の食べ方です。結構なお味で・・・。

快適な旅

飛行機が777-200で、最新型だけあって、実に快適なたびです。
到着1時間前になって、またランチが出ました。
メニューは以下のとおりです。
鶏胸肉のグリル、セサミソース、卵、エッグヌードル
日本そば、ロールパン、果物
これを食べれば、ジョージブッシュ国際空港(ヒューストン)に到着です。ヒューストンの気温は37度だそうです・・・。

カンクーンへのトランジット

カンクーンへのトランジットの仕方は、今のところ毎回違うそうです。メキシコ行きの便が出るターミナルビルにより決まるそうで、地上係員の指示を受けることになります。ヒューストンは、到着すると無条件に入国審査に向かう構造になっていますが、その人が通る接続点で、地上係員が待っています。
コンチネンタルの地上係員は日本語のわかる人もいるので助かります。でも、ここで立っていた人は英語だけでしたが・・・。
名簿を持っていて、全員集まると、待機室に通されます。
待合室はターミナルcとターミナルdの間にあります。待合室に入る際に、ボーディングパス(搭乗券)をもぎられます。もう、搭乗扱いということですね。
ダラス空港でカンクーンに行くときもそうでしたが、隔離されて他の国内線の人たちとコンタクトできなくなります。これがアメリカ式のトランジットなのだと思いますが、買い物が不便といえば不便です。ちっちゃな売店とDuty Freeがあります。
今回、時計をもって来なかったので、免税店で安いのを買おうと思っていました。で、ちっちゃな売店を覗いたら安物の腕時計があったので買い求めました。お値段は12USD+税が0.99USDでした。腕時計なんて、何年ぶりかなあ(私は手巻きの懐中時計をいつも使用しています)
あと、困ったことがありました。ヒューストンに向かう途中に気付いたのですが、コスメルはカードがつかえない店も多そうなので、現金が必要なので、ヒューストンでATMからおろそうと思っていました。しかし、すぐにここに案内されたためにATMに寄る事はできませんでした(ATMは入国審査が終わったターミナル内に大抵は用意されています)
トランジットに必要な時間は1時間ほどでした。
搭乗が可能になると、案内してもらえます。
カンクーンに向かうco1955は、到着したのと同じターミナルdに来ていました。

カンクーンへ向かう

荷物はすべてカンクーンへ向かう便に移動しています。
co1955への搭乗手続きはありません。案内してくれている女性についていけばOKです。
ヒューストンーカンクーンの便は、コンチネンタルの自動アップグレードでファーストクラスになっていました。もっとも、小さな飛行機ですから、ビジネスクラスがあるわけではありません。
成田ーヒューストン間のco0006で、十分に食べて飲んでいるので食事をしたくなかったので、断ったのですが、結局スチュワーデスは持ってきてしまいました。実は、スナックのソースを聞かれたのですが、全く知らない単語だったので、なにを言っているのかぴんと来なくて、何回か聞きなおしてしまいました。それで、断ったことの意味を勘違いしてしまったのだと思います。つまり、わかんなくて断ったのではないかと・・・(^^;
ちょっと余談になりますが、欧米の人たちの食べることの習慣を見ていると、日本人の比ではありません。アメリカ人にいたっては、いつも何かを食べつづけています。そう考えると、日本人の食文化の背景を考えてしまいます。いつも何かを食べつづけている日本人は、子供を除くとあまり見かけないからです。あ、会社の女の子たちは、食べつづけているか・・・。
そんな中で、日本人が欧米の食事をまずいというのって、不思議です。彼らのほうがたくさん食べていて、味にうるさいからです。
実のところ、日本料理はおいしいと思っている欧米人は、たくさんはいません。アメリカであればカリフォルニアの人たちとか、ヨーロッパでハイソサエティーな人たちの一部だと思います。
私自身も、舌が慣れてしまったので、欧米の食事はそれなりにおいしいと思っています。
といいながらも、このスナック、食べるのを見合わせました・・・(^^)v ちょっと食べ過ぎ・・・

カンクーンでの乗り継ぎ

ヒューストンから約2時間でカンクーン国際空港です。
カンクーン国際空港でメキシコの入国審査を受け、国内線乗り継ぎでコスメル行きに乗り換えます。
カンクーン国際空港は10年前よりもはるかに近代的になっていました。
荷物を受け取るバゲッジクライムですが、荷物を勝手に開けていないことを示すためか、透明に壁がなっていて、荷物をベルトに載せるシーンがそのまま見えます。これって結構凄いかも。
ところで、荷物を載せるカートですが、人が立っていてチップをあげないと貸してもらえません。大体の人はカートを使わずに、自分で荷物を運んでいました。
写真には写っていませんが、いたるところにカーキ色の制服を着た警官がいます。メキシコ政府が観光者の安全を配慮していることが伺われます(余談ですが、メキシコでは自動小銃とかサブマシンガンはよく見かけます。治安維持のために警官やガードマンが所持しているからです)
トランジットは、国際便到着口から外に出て、右側にある国内線ターミナルビルに行き、aerocaibe(エアロカリベ)に乗ります。途中、案内も何も出ていませんでしたが、案内所で道を聞くと丁寧に教えてくれました。英語さえ話せれば心配はありませんし、トランジットまで十分に時間がありますので、すこし迷っても困りません。
エアロカリベとかが使用している国内線ターミナルビルのゲートBの写真が右のものです。
飛行機までは歩いていきます。
この建物は、メキシコ建築の特徴が出ています。メキシコ建築は空間を生かす特徴があり、壮大な感じになります。
ただ、ターミナルビルの機能としてはちょっと不便でした。
離発着便の案内表示に、ターミナル番号が出ないのです。で、スペイン語のアナウンスが1回行われるだけでした。
しかも、チケットに書き込む飛行機の時間、ぜんぜんうそです。私のチケットには7:20と書き込まれていたのですが、ロビーでの表示は8:20でした。メキシコらしいので、勘でチケットが間違っているのだろうと思いのんびりしていました。
でも、そうした待っていて飛行機に乗れなかったヨーロッパ人カップルがいて、職員に女性がおヒスを起こしていました。職員も困っていましたが、どうしようもないのでなだめていました。
右の写真が、アナウンスをしているところです・・・(^^;
そう、このターミナルには拡声設備が無いのです。ですから、ちゃんとした場所でアナウンスを聞いていないと、ちっともわかりません。
一応行き先の表示くらいはあり、航空会社名は間違っていますが、書いてあります。
現地の人たちはこれで困らないのですから、乗るほうの努力で勘張りましょう・・・(^^;
あの、おヒスを起こしていたヨーロッパの女性、写真に撮っておけば良かったかなあ・・・
ちなみにこのアナウンスしている女性だけしっかりしている人でした。私の搭乗時間5分前でも気配がないので、職員の男性に聞いたら、チケットの時間を見て「もう1時間前だから」といわれてあせりましたが、この女性が「8:25発の便です。あなたは正しい場所でお待ちいただいています。もう少々お待ちください」といわれて、安心しました。

飛行機は双発の小型プロペラ機ですが、音は静かでした。
乗客はわずかに6人でした。
スナックは、アナウンスしていた女性が配ってくれました。
コスメルまでの飛行時間はわずか20分・・・・急いだ食べないとスナックも残ってしまいます。

さあ、コスメルについたぞ!

日本を発って、もう丸一日ぐらい、ついにコスメルに到着です!
私の乗っていたエアロカリベ7111便は、どうもコスメルに着く最後の便みたいです。空港は閑散としていました。
そして出口にはツアー会社「クラブアズール」の現地添乗員の人が待っていてくれました。さて、いつもでしたら旅の記録はこれで終わりですが、今回は旅行記を書いておりますので、続きはこちらでご覧ください。



脚注1

ダイブスキンというのは、薄いダイビングスーツのことです。私が使用しているのは厚さ1ミリのレイクラ・スパンデックス・スーツです。このタイプのスーツは保温力が弱いのですが、水や空気を通すので、着たままでも暑くありません。ですから、日焼けを避けるために着たまま歩いていられます。
私はもう10年以上使用していますが、今でも日本では使用する例は多くはありません。ドライスーツのインナーに来ている人はいるんですが・・・。

脚注2

ドイツで有名な旅行用スーツケース。アルミニウム製で、ぜんぶ銀色になります。
私が持っているのは、リモアの新型シリーズで最大のやつです。日本には輸入されていないみたいです。ドイツに長く滞在して、日本に帰るときの荷物が行ったときの倍以上になったときに、ドイツの百貨店で買いました。もう買ってから5年以上経つけど、あんまり大きいので、その間に友人に1回貸しただけで、自分の旅行に使うのは買ったとき以来はじめてです。

脚注3

アメリカで有名な旅行用スーツケース。すべてハンドメイドで、しかもハイテク素材を使用しており、軽くて極めて丈夫です。10数年前にアメリカで購入したときの値段でも500USDを超えていました。このバッグ、結構高級品なので、アメリカとかヨーロッパの高級ホテルに泊まるときに、エレベータなんかで「素晴らしいバッグをお使いですね」と声をかけられることがしばしばあります。私が購入したときは、あまり長期の旅行を考えていなかったので、ハートマンのバッグで、二番目に大きなバッグにしました。

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