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旅の記録 (2000年05月31日)

成田 → ロスアンゼルス

今回は直前までスケジュールを変更しながら行った旅です。
もともとはマイクロソフトTechEDというカンファレンスがフロリダのオランドゥ(オーランドと書くと発音と違いすぎるので)に参加するためのスケジュールがあったのですが、アメリカの会社との打ち合わせを急ぐ件が2つ入り、ロスアンゼルス、ハンツビルに寄ることにしました。
今回はデルタ航空になりました。
書き方が他動詞なのは、エアーチケットをツアー業者に依頼したので、エアーチケットを意識して手配していないからです。オーランドはデルタ航空がハブにしているアトランタ国際空港の近くです。また、幸いにハンツビルにも近く、ロスアンゼルスにも直行便が出ており、最適な航空会社でした。

箱崎でチェックインなんだけど・・・(世界最悪級成田空港往来)

ディスカウントチケットですが、事前に発券してもらえたので、チェックインは箱崎で行うことにしました。
で、私の家から30分あれば箱崎に着くので、余裕を見てチェックイン締め切り時間の2:30前よりもさらに1時間前に家を発ちました。
ところが、凄い渋滞に巻き込まれてしまいました。
箱崎に到着する時間が2:30前ぎりぎりになりそうな段階で、箱崎の東京シティエアターミナルに携帯で電話しました。
「すいません、デルタを利用するのですが時間ぎりぎりに到着しそうなのですがどうでしょうか」
「2時間30分前までしかチェックインできないことになっております」
私は、交換が答えることではなく、デルタ航空のチェックイン代行をしているJALへつなげるべきだとは思いましたが、結局は単なる代行なので同じことを言いそうに思いました。世界で最も融通が効かない国、それが日本だからです。なんでも建前で処理しようとするんですね。あんまり期待しないほうが安全です。
で、こうした場合は航空会社に電話します。
104でデルタ航空の電話番号を教えてもらいました。成田空港にはオフィスが無いそうで、都内の予約の電話番号を教えてもらいました。
「すいません、15:00の便に乗りたいのですが渋滞で箱崎に2時間30分前に到着できそうもありません。成田に向かいますが到着時間がわかりません。成田はいつまでにチェックインすればいいですか?」
「2時間前までです」
「とてもそうした時間では到着できません、なんとかなりませんか」
「荷物はおいくつですか?」
「1つです」
「それでは連絡をしておきますので、なるべく早く着くようにしてください。何時ごろになりますか?」
「わかりません、なにしろまだ箱崎にも着いていないので」
「お席は1時間前までしかお約束できません」
「わかりました」
飛行機にはキャンセル待ちがある場合があり、そうした場合に予定よりもチェックインが遅いと来ないものとしてキャンセル待ちの人に販売されてしまいます。最後の会話の部分は、そうした意味です。
箱崎に到着した時間はピッタリ2時間30前でした。で、窓口でごねるとなんとかなるような気もしましたが、なんともならない可能性も高いと思い、そのままタクシーで成田に向かいました。バスに乗り換えるだけで待ち時間もあり、結局は30分くらいかかるかも知れないからです。飛行機のチケットが保証されている時間はもう1:30しかありませんので、やばいと思いました。
「しようがないから、成田に向かってください。やりようが無いとは思うけど、急いでくださいね。ところでいくらくらいかかりそうですか?」
「そうですね、2万5千円未満です」
「あ〜あ、アメリカの往復チケットは10万円くらいなんですよ、高いなあ」
「え、そんなに飛行機って安いんですか」
考えてみれば、ニューヨークの白タクよりも日本のタクシーのほうが高いんですよね・・・・。
驚いたことに、成田へは45分で到着しました。
おいおい、大崎ー箱崎よりも早く着くってどうなってんの、東京の交通事情・・・地方の人は東京へ車で来ないで・・・なんて書きたくなる渋滞でした。
料金は高速代を含めて、2万4千円弱でした。高速代は割引料金で計算してくれました。運転手さんも遅れを気にしていたみたいです。
成田では、エコノミークラスがチャックインに手間取っており、まだ列がありました。私がチェックインする際のことです。
「お客様はお遅れになられると連絡をうけておれますが」
「ええ、ですから遅れていますよね、今」
窓口の人はにこにこしていました・・・。
しかし、考えて見れば国際空港が不便な場所に意図的に作られていることが、ことの発端。しかも、成田の人たちだって喜んでいる人達だけではないし、喜んでいる人たちだって、空港の補償のための補助金で喜んでいるだけ・・・空港を利用する人は、時間と費用を空費しているだけ・・・日本の運輸行政は日本の公益に仇なす、社会の敵といいたくなりますね。

考えてみれば前回もデルタ航空

この記録を書いていて思い出しましたが、前回もデルタ航空でロスアンゼルスへ行きました。
デルタ航空は747よりもはるかに新しいMD11なので、私としてはありがたいです。
待っている間に、便がキャンセルの案内がありました。え、と思って聴いていると、SAS航空の便でした。結構の可能性99.99%とか言っていましたが、燃料漏れの原因がわかり修理できるので予定通り出発できるとのアナウンスがありました。わあよかったと声を上げて喜んでいる人達がいましたが、私としてはそうした故障を急いで直した機体には乗りたくないなあ・・・。

今度はあっちこっち開かない

このMD11、前回にあっちこっち離陸時に開いた機体だと思いますが、今回はそうしたトラブルはありませんでした。
ああ、よかった・・・

機内食

機内食はなんとなくですが、カツどんを選びました。
ご飯は温める際に乾燥しやすく、機内食に向かないのですが、カツどんはそうした研究成果から考えられたものらしく、比較的おいしく出来るようになっています。その秘密は、カツと卵でピッタリとライスを覆うことで、暖める際に(飛行機の場合、一般的には電子レンジで暖めます。ルフトハンザ等一部では、ライス専用に電熱で暖める設備を搭載している飛行機もあります)水蒸気を逃さず、ライスを硬くすることなくほかほかにすることが出来ます。
カツどんなので、サラダではなくおしんこがついているといいのですが、さすがにサラダでした。
朝食はめんどうなので撮影しませんでしたが、日本食、といってもおにぎり1個とお寿司がちょっとのものと、オムレツの2種類が選択できるようになっていました。

おお、30分前についたら、待たされる・・・

飛行機は、途中結構ゆれました。これは、丁度ジェット気流にあたたったようで、ロスアンゼルス空港には午前8時30に到着しました。
これは良かったと思ったら、次のようなアナウンスが流れてきました。
「当機は予定よりも30分早くロスアンゼルス空港に到着いたしました。みなさま大変申し訳ありませんが、税関が午前9:00にオープンするため、30分間機内でお待ちください(かるばどす訳)」
どひゃー、と思ってもどうしようもなく、機内で30分もまたされました。
これでホテルでまた待たされると困りますが、今回は良いホテルを手配できたのでそうした心配はありませんでした。やっばり、仕事の場合は疲れると差し支えるので、ホテルだけはいいのがいいなあ。

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